メンテナンス

コンバイン 刈刃の交換はどの位?メンテナンスは?

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コンバイン 刈刃の交換はどの位?メンテナンスは?

コンバインの刈刃の交換・メンテナンスについて書いていこうと思います。

まずは、

コンバインの刈刃について、

いろいろなQuestionがあったので解説していこうと思います。

早く刈ると詰まるのは何が原因?

Question

稲刈りをコンバインで行うと、

刈取部に稲がよく詰まります。

ユックリ刈るとあまり詰まりませんが、

早く刈ると間違いなく詰まります。

原因はなんでしょうか?

Answer

ユックリで刈れて、

早く刈ると詰まるのは、

刈刃が切れていませんね。

家で使うハサミを想像してほしいんですが、

切れないハサミって、

紙を切るところか、刃と刃で挟んでしまいますよね。

それと同じで、

刈刃が切れていないと、

一瞬遅れて引きちぎる様に切るので、

稲が斜めに入って搬送されてしまい、

ちぇーんに抑えのガイドに引っ掛かり詰まってしまうんです。

刈刃の刃の切れ味が落ちた事も考えられますが、

刈刃を良く見てみると分かりますが、

上刃と下刃に間にクリアランスがあるんです。

そのクリアランスが開き過ぎているんです。

ですので、

刈刃を一度ばらしてワイヤーブラシ等で付いて固まってしまった汚れを落として、

反り返ってしまった刃はハンマーで叩いて修正してください。

それから組み直してください。

この時、

上の刃の押さえ金具が甘いと感じたら、

刃と刃の間に入っているシムを1~2枚抜いてクリアランスを調整してください。

そうやって刃を調整して、

刃と刃の隙間が無いように調整してください。

この作業がかなり難しいので、何度もやり直す事になります。

この作業が面倒なので、

ほとんどの人は、

刈刃を交換します。

しかし、

何十町と刈るのでしたら、

交換ベースだと1つの刃では持ちません。

自分で調整できる様になると、

かなりの節約になりますよ。

刈刃が欠けた時の修理方法は?

Question

コンバインの刈刃の上刃がかけてしまいました。

修理方法はあるのでしょうか?

一応、溶接はできます。

できるだけ安く済ませたいんですが、

良い方法はありますか?

Answer

交換以外方法はありません。

できるだけ安い刃をネット通販で購入した方が良いですね。

※モノタロウはおススメですよ。

刈刃はどの位もつんでしょうか?

Question

コンバインの刈刃はどの位もつものなんですか?

また、交換にはどの位の費用がかかりますか?

Answer

刈刃は自分でしっかりメンテナンスできると、

交換して250Hh、

調整して170Hhってところですかねぇ。

まだまだ使えそうです。

自分でメンテナンスできないと全くもちません。

一度やってみてはいけがでしょう?

刈刃の脱着ができれば案外簡単にできますよ。

刈刃のクリアランス調整すると持ちが良い

クリアランス調整とは、

刈刃の上の刃と下の刃の隙間を調整する事なんですが、

刈刃を脱着できる様になると、

わりと簡単にできます。

①刈刃をまずは外してください。

②ボルトを2本止めしている所を取るとシムが入っていて、
このシムでクリアランスを調整しているんです。

③2本止めしている箇所を全て外してキレイに洗ってください。
しっかり乾かして組み直してあげてください。
この組み直す時にクリアランスを調整していきます。

④クリアランス調整はシクネスゲージを用意して、
クリアランスを0.2~0.7までで調整してください。

⑤調整できたら、仮止めしてオイルを塗布します。

⑥実際に手で動かしてみてちゃんと動く様であれば、
増し締めして終了です。コンバインに取り付けてください。

籾こぼれの原因は?自分でメンテナンスできるのでしょうか?

Question

排藁と一緒に籾のこぼれが多かったので、

シーブケースのハンプを交換したんです。

しかし、

昨年の刈取の時も籾のこぼれが多かったんです。

この籾のこぼれの原因が分かりますでしょうか?

整備に出すと高額になるので、

自分で整備したいです。

どうやったら良いでしょうか?

Answer

漕げてなくて、藁についたままになっているかもしれませんね。

もう少ししっかり確認した方が良いかもしれませんね。

あと考えられるのが、

処理刃は大丈夫でしょうか?

また、

籾はしっかり籾でしょうか?

落ちているのは小米じゃありませんか?

一度確認した方が良いかもしれませんよ。

処理刃が悪いとシブと籾が混ざって出てきてしまう事もあります(藁に混ざってしまう)。

こぎ胴ベルトも要確認です。

点検してみてください。

ちなみに、

イセキは小米を持ち帰って、

籾すりの時に落とす設計になっています。

また、

クボタは、コンバインのトウミで落として、

乾燥機には小米を入れない様に設計されています。

クボタの方が燃費や運搬費が掛からないので効率は良いです。

刈刃のメンテナンスの仕方

刈刃のメンテナンスを怠ると、

刈り残しが増え、搬送姿勢が悪くなります。

また、

株の引き抜きが多くもなります。

こう言った症状が出ている場合は、

刈刃の隙間が大きかったり、

刃が欠けていたり摩耗している可能性があります。

クリアランスの調整をするか、

新品に交換してください。

刈取部を上げて作業するのであれば、

刈取部のストッパーがあるので、

刈取部を固定してください。

固定しておかないと、刈刃がいきなり下がってきて、

ケガをする事があります。

刈刃の点検をする時は、

ホームセンターなどで革手などの厚手の軍手やグローブを用意して

刈刃を直接触らない様にしてください。

 

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