トラクター ロータリーの尾輪の役割とメリット・デメリット
尾輪の使い方を解説していきますね。
ちなみに、
現在の尾輪は飾りだと思ってよいでしょう。
GLシリーズでしたら、
脱着時の補助器具と思っても良いと思いますよ。
ロータリーの下げ位置は、ロータリーの重さで下がりますしね。
昔はオート牽制が無かったんで、
尾輪の牽制を掛けた名残だと私は思っています。
格納とか脱着の時に使う位で充分ではないでしょうか?
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トラクターの使い方(耕耘の仕方)
尾輪を使用する時は、
オートは使用しませんね。
深さを尾輪で調整するか、
フラップの感度で調整するかになります。
そして、
湿田ではない圃場であれば、
尾輪の方が安定した深さにもなりますし、
水稲作付けも尾輪耕耘の方が、
代かきも田植もキレイにできやすいですよ。
そして、
水平が取れていない様であれば、
尾輪を使用しないで、
モンローとオート深耕で少しゆっくりめにやると上手くできますよ。
代掻きをする時に尾輪を付けたい!高さ調整は
尾輪を片方ずつ一番下のところで固定してください。
外周を2周以上耕す時には畔際を先に耕す様にします。
こうやれば、
耕深オートがなくても大丈夫なんですが、
併用がより良いかと思いますよ。
トラクターの尾輪のメリット・デメリット
トラクターには尾輪が付いていない物、
尾輪が付いている物、
尾輪が付いていても上を向いている物、と、
いろいろありますが、
尾輪のメリット・デメリットを解説していきますね。
トラクターの尾輪の役割は、
・自動深耕が無いので、なるべく水平に保てるようにする。
・ロータリーを外す時、長期保存の時に使用する。
このどちらかになります。
つまり、
尾輪が上を向いている場合は、
ただ単に利用しないで装着してる状態になります。
トラクターには自動深耕もあります。
古いトラクターの尾輪を取って田んぼを鋤くとどうなるんでしょう。
尾輪を付けるとトラクターの馬力が15馬力しかなくて深く鋤けないので、
うねりのあるところがどうしても山になって、
山になっている所を通るとロータリーが上を向いて空回りして鋤けなくなります。
つまり、
耕耘跡がうねってしまって、
横から見ると波うった状態になるんです。
こう言ったケースは、
大抵がロータリーリアカバーの鎮圧力不足なんです。
トラクターの後方から見ると、
リアカバーにスプリングが付いた2本のロッドがあるんですが、
このスプリングが遊んでいる場合が結構あります。
このスプリングを強めに締めてあげると、
耕耘跡をコテでナデる様に均してくれるんです。
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