管理機と耕運機の違いとは?
よく、管理機の事を耕耘機の事としている人が多いんですが、
その事について質問がありましたので、
回答していきますね。
Question
よく、管理機と耕耘機って聞きますけど、
同じ物なんですか?
それとも違うんですか?
Answer
耕耘機は、
一冬が過ぎて土が固くなった時に、
田んぼを耕すのに非常に適した機械ですね。
管理機よりもローターの幅が広く、
エンジンも大きいので、
車重もあるので、
重く硬い土にもローターを食い込ませて、
深く耕す事ができます。
但し、耕耘機は車重があるので、
小回りをきかせないといけない狭い場所では不向きです。
管理機は耕耘機で耕した土を、
更に細かくしたり、
平らにしたりするのに使用します。
管理機とは・・・耕した畑を管理するために使う機械と言う意味です。
管理機は車体が軽く、ローターの幅も狭いので小回りが利くと思ってください。
ですので、
夏野菜が終わった畝を一条だけ耕して秋の野菜の苗床を作るなどに適しています。
耕した後の土は比較的軽いので、
仕上に使用すると思って良いと思います。
また、
専業農家でも、
管理機はアタッチメントを装着して、
畝を作ったり、マルチシートをかけたり、
アスパラやジャガイモに土寄せしたり、
畝間に生えた雑草を浅く耕して鍬込むのに使います。
こんな感じで、
手でできない事を管理するのに使うから管理機なんですね。
※使い方として、
土が硬い春でも、
10㎡×10㎡位の畑なら、10馬力位の耕耘機で縦・横・縦に3回耕すと、
それなりに仕上がります。
所要時間は1~1.5時間位ですね。
しかし、
耕耘機が壊れた年に、
3馬力の管理機で耕した時は、
5日位かかりました。
ローターが土に食い込まないので、
非常に大変な思いをしたと思います。
管理機で畑を耕す目安は、
シャベルや鍬をウオリャっと土に食い込ませた時に深く刺さるなら管理機でいけます。
しかし、
シャベルが半分も食い込まなければ管理機でやるとエンジンがオーバーヒートしてしまうので、
注意が必要です。
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