農機具 キャブの清掃方法(キャブ内部まで燃料が通らない時)
エンジンポンプのキャブレターの清掃方法について質問がありました。
回答していこうと思いますので、ご覧ください。
まずは質問からどうぞ。
Question
動かなくなったエンジンポンプを購入しました。
エンジンはクボタのガソリンエンジンで、
キャブレターからガソリンを吸わせるとエンジンはかかります。
とりあえず出来る範囲で清掃したら1か所以外は全ての穴は通す事ができました。
ですが、
画像の燃料ホースからキャブレターまで燃料が通っていない様なんです。
↑※写真1
プラスチック製の浮き輪の様な部品は一応動きます。
プラスチック製の部品を固定している部品も十字ビスを外せば外れます。
しかし、
小さなバネの様な部品が外れないと言うか、
下手に外したら復元できないと思って外していません。
やはり農機具屋さんに見せた方が良いのでしょうか?
ようやくここまで手を加えたので、
自力で直してみたいんです。
燃料が抜ける様にするにはどうしたら良いでしょうか?
分かったら教えてもらえますか?
Answer
頑張ってますね。
ここまでくればもう一息です。
原因は・・・
キャブレターから燃料ホースを外して、
燃料ホースから燃料が勢い良く出てくる様であれば、
燃料がキャブ内部まで通っていません。
フロートバルブの固着が原因です。
プラスチック製の浮き輪はフロートと呼びます。
このフロートを外した時に見える穴に入っている、
フロートバルブがシート面にくっついているんです。
フロートのばらし方
フロートを上(キャブレターを逆さま)にして、
ビスを外し、ピンを抜いてフロートを外します。
そして、
ニードルバルブを抜きますが、
スプリングがあるタイプとの事ですが、
乱暴に扱わなければ問題なく抜けるので、
大丈夫です。
掃除の仕方①
燃料の流れる所にキャブクリーナーや、綿棒でクリーニングします。
そして、
一つ追加でやって欲しい事があります。
写真左上(※写真1)に開いている穴ですが、
上面に付いている真鍮製のビスを外した穴に通じていますので、
良く通してください。
アイドリングに直結します。
※注意事項は、
部品の紛失
ニードルバルブの先端とそれが接する部分を傷つけない
ニードルバルブと接するフロートのベロを傷つけない
清掃の仕方②
私がよくやるのが、
缶詰の空き缶などにガソリンを半分くらい入れて、
その中にキャブクリーナーを30秒位吹いて洗浄液を多く作って、
※この時に使うキャブクリーナーは界面活性剤入りの物です。
その中に全バラしたキャブレター本体や部品を入れて、
ビニールの様な物で気化しない様にフタをしておきます。
一晩位、浸けておきます。
一晩たったら、
取り出して、エアーやパーツクリーナーで全ての穴を噴いてあげれば終了です。
そうすれば、
かなりキレイになりますし、
汚れもほとんど落ちますよ。
是非やってみてください。
いかがだったでしょう。
キャブレターの掃除の仕方を2タイプ書いておいたんですが、
分かりましたでしょうか?
②の方法であれば、
浸けっ放しにできるので、
簡単だし、手の届かない所まで洗えるので、
便利かと思います。
是非、試してみてください。
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