メンテナンス

1000時間乗ってるコンバイン、まだまだ修理すれば乗れますか?

メンテナンス

1000時間乗ってるコンバイン、まだまだ修理すれば乗れますか?

今乗っているコンバインのオイル漏れか激しいです。

1000時間使っているので、

もう買い換えないとダメなんでしょうか。

と言う質問がありましたので、

解答していきます。

Question

今使っているコンバインが

最近、オイル漏れが激しいんです。

先日も、HSTオイルが漏れているのを発見しまばかりです。

道や家の敷地内では、

親指大位のオイルが点々と落ちてました。

そして、

2町刈って少しオイルが減りました。

最近、旋回も重くなってきて、

曲がりきれないことが多いんです。

こんな状態なんですが、

安く直すことは出来るのでしょうか。

それとも、そろそろ廃棄してしまった方が良いのでしょうか。

つい先日も70万円かけて整備してもらったばかりです。

できれば、

もう少し使いたいんですが、

何か良い方法はありませんか。

Answer

コンバインのオイル漏れは、

お話しを伺っている感じだと、

原因は、

クローラー駆動車軸のオイルシール部分だと思います。

クローラーの車軸部分のシールであれば、

クローラーを外すので、

それなりに工賃がかかります。

旋回が弱いのは、

HST駆動ベルトが緩くなって、

滑っている可能性があります。

もしくは、

HST本体の内部磨耗かもしれませんね。

その、先日行った点検で見てもらえなかったのでしょうか。

1000時間も使っているコンバインで、

70万円の整備費って、

どの様な整備を行ったのでしょう。

クローラーや胴を交換したのでしょうか?

1000時間も使っているコンバインですと、

あちこち直すところはあると思います。

しかし、

通常であれば、

農機具の更新時期は過ぎている状態ですので、

いつ故障してもおかしくないかと思います。

修理してもらってるところで、

買い換えは勧められなかったのでしょうか?

この状態で使い続けると、

使ってる最中に故障。

そして、

畑の中で走行不能なんてことにもなりかねません。

それこそ、

急遽、間に合う、在庫されてるコンバインを、定価で買わされる!

なんて事にもなりかねません。

現在のコロナ不況の中、

各メーカーとも売上を伸ばせていないはずなので、

売上か喉から手が出る程欲しいはずなんです。

そんな今なら、

価格交渉の余地がかなりあると思いますよ。

コンバインの耐用年数は、

一般的に10年。

使用時間は約1.000時間。

と言われています。

しかし、

そこはやっぱり機械なので、

使い方によって、

だいぶ左右されてしまいます。

もちろん、

定期的なメンテナンスも必要ですし、

普段からの手入れも不可欠です。

そして、

実際のところ、

700時間も過ぎれば、

あちこちガタも出てきますし、

不具合も出てきます。

修理費用もかさんできますので、

何度も不具合が出るようであれば買換えも検討して良いころです。

コンバインの耐用年数を伸ばすためにはメンテナンスが必要!

コンバインは決して安い物ではありません。

できるだけ長持ちさせたいですよね。

その為には、

メンテナンスをしていくのが必須となります。

とは言ったって、

何をして良いのか分かりませんよね。

そこで、

簡単に解説していきますので、

参考にしてください。

【エンジン部】

・エンジンオイルの頻繁な交換

・ファンベルト
ベルト全体にはがれやき裂がないかの確認と、
ベルトの中央をおさえて、たわみが5㎜から10㎜ぐらいであるか点検。
点検の目安は50時間から100時間位です。

・オイルフィルタカートリッジ
アワメータが50時間、それ以降は200時間になっていれば交換してください。
エンジンオイルと一緒に交換できるのが理想です。

・ラジエータ(防じん網)、ラジエータホース
ラジエータ部分にホコリなどが詰まっていないかを確認してください。
もし何か詰まっていれば、エアコンプレッサ等を使用して取り除きましょう。
ラジエータホースは、ホースに水もれや破損がないか、
ホースバンドがゆるんでいないかを確認してください。
破損がない場合でも、2年ごとを目安に交換することをおすすめします。

・燃料フィルタカートリッジ
まず、油水分離器にある燃料コックを閉じ、燃料フィルタカートリッジを取り出します。
そこに水やゴミがあれば掃除を。
フィルタ掃除の目安は100時間ごとです。
また、400時間の経過を目安にカートリッジを交換しましょう。

・冷却水と不凍液
リザーブタンク内の冷却水が「FULL」から「LOW」の間にあるかどうか確認してください。
LOWよりも少ない場合は補給します。
冷却水の交換は2年が目安です。
不凍液の有無は冷却水の色で確認してください。
有効使用期間は2年です。

・燃料パイプ
パイプ全体にひびなどの破損がないか、ホースバンドのゆるみを確認してください。
破損がなくても、2年を目安に定期的に交換することをおすすめです。
また、点検の目安は6か月ごとです。

・エアクリーナー
エアクリーナエレメントの汚れや、変形していないかを確認します。
清掃は50時間、交換は300時間が目安です。

・バッテリー
エンジンがしっかり始動するかの確認と、
ターミナルに腐食している所や汚れ、ゆるみなど不具合がないか確認します。
バッテリー液が足りない場合は補給してください。

【操作・走行部】

・クローラ
クローラにひびや摩耗などの不具合がないか確認します。
転輪部にゴミが挟まったいれば取り除いてください。

・ブレーキ
コンバインを動かし、ブレーキが確実に効いているかを確認します。

・グリースの塗布
引越しチェーンなど必要な場所にグリースの塗布を。
注油タンク内のオイルが減っていれば補給してください。

【刈取り部】

・刈刃
刃の摩耗、さびがないかを確認します。
刈刃とナイフクリップのすき間が正しくあいているかも確認してください。

・引越し爪
爪の破損や摩耗、倒れている所がないか確認します。
もし不具合があれば交換してください。

・各チェーン
各チェーンのチェーンローラ軸受け部の摩耗やゆるみなどがないか確認します。
ゆるんでいる場合は調整し、摩耗が激しい場合は交換が必要です。

【脱こく・排わら部】

・こぎ胴・こぎ歯
こぎ胴をあけ、こぎ歯の摩耗や変形がないかどうか確認します。

・わら切り刃
脱穀カバーをあけ、わら刃を取り出し摩耗や破損がないか確認します。
わら刃は約200時間ごとの交換が理想です。

・こぎ胴・受アミ
こぎ胴をあけ、受けアミにゴミや泥などの汚れが詰まっていないか、
破損していないかを確認します。

・各ベルト
各ベルトのゆるみが無いか、ベルト全体の摩耗や破損がないか確認します。
破損があれば交換します。

コメント

  1. 荻原秀實 より:

    機種はクボタのER-467コンバインです、買って7年目になります、使用時間は335時間と表示してます、今年の秋早期を1町ほど刈り取りました、先日、これからの普通作刈取り準備のため整備しようと思い倉庫に行きびっくりしました、クローラー駆動車軸からオイルが多量に漏れています、早速販売店を呼び使用時間から考えるに故障が早くないのかとの話をしましたが結論が出ません、修理見積も出しません、大体の修理費用を教えて頂きませんでしょうか、宜しくお願い致します。

    • befourc-affiri より:

      コメント有難うございます。
      クローラー駆動車軸からのオイル漏れと言う事なんですが、
      具体的に物を見ていないので、
      私には出せませんよ~(笑)
      オイル漏れ程度だったら、
      漏れている箇所を掃除して、
      どうして漏れているのかチェックされましたか?
      どこからどうやって漏れているか?が分かれば修理方法もおのずと決まってきます。
      そして、
      販売店の方が来たっておっしゃっていますが、
      その方には修理できないのではないでしょうか?
      修理のノウハウがなければ見積もりも出ません。
      売る人が修理できるとは限らないと思いますよ。
      見てもらう人を考えた方が良いと思います。
      まずは掃除してみて、
      自分で出来るトラブルシューティングをしてから、
      相談する相手を見極める必要があると思いますよ。

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