農機具 プラグは違うエアフィルターは無い これじゃねぇ・・・
中古の農機具を買ったけど、
プラグは違うし、
エアフィルターが付いていない、
なんて事があったようです。
質問に答えていきますね。
Question
中古農機具を買ったんですが、
始動は良いんですが、
プラグはBP6HSが付いていて本来ついていないといけないタイプとは違うし、
エアフィルターにおいては、
付いていないし、
この中古農機具はどうなってるんだ?って思っちゃいました。
やっぱり、
点火プラグは正しい物を、エアフィルターは装着した方が良いのでしょうか?
Answer
正直に言うと、
それでも充分動きます。
しかし、
後々、支障が出てきます。
●点火プラグの違いについて
・番手の違う物は・・・
番手の高い物を付けると、
点火プラグの温度が上がらないので、
点火プラグにくすぶりが起こって、
始動時の不良や失火の原因に繋がります。
また、
番手が低いと、
プラグの温度が上がり過ぎて、
燃焼の異常やプラグの破損に繋がります。
・インジェクションの場合、
電子部品や電子機器にノイズが入り、
正常に作動しない事が起こります。
・プラグギャップ
指定品よりも大きい物を装着すると、
点火の際の要求電圧が足りずに失火したり、
自己診断装置が故障と判定してエンジンチェックランプが点灯するケースもあります。
・ネジ部の長さの違い
長い方のネジ部分にカーボンが蓄積してしまって、
取り外しが難しくなったり、
溜まったカーボンが、
燃焼室に剥がれ落ちるケースがあります。
●エアフィルターが無い場合
エアフィルターが無い事で良いことも実はあります。
それは、
空気の流入スピードが上がって、
空気の供給量も上がると言うことです。
これにより、
燃焼室の良い燃焼には繋がるんですが、
燃焼室の温度が上がり過ぎてしまい、
オーバーヒートの原因にもなります。
また、
エアフィルターがついていない場合、
この写真を見て欲しいんですが、
エアフィルターに小石が挟まっているのが分かりませんか?
つまり、
エアフィルターが付いていないと、
これらの小石などがエンジンの燃焼室に入ってしまう可能性が高くなります。
そうなると、
燃焼室の傷にも繋がりますし、
ピストンが欠けてしまったり、
シリンダーに1mm程度の深い傷をつけてしまう事もあります。
ですので、
エアフィルターを外すと良い事もありますが、
リスクが非常に高いので、
エアフィルターは必ず装着する様にしましょう。
コメント