農機具でエンジンはかかるけど吹かすと止まってしまう対処方法
農機具のエンジンの質問で、
エンジンはかかるんですが、
エンジンを吹かすとエンジンストールしてしまう現象が起きているようです。
対処方法の解説をしてきますので、
ご確認ください。
まずは質問からどうぞ。
Contents
Question
農機具の質問です。
サンワのミニクロを所有しています。
エンジンはクボタなんですが、
アクセルを少し吹かしただけでエンジンが止まってしいます。
何か対処方法はありませんか?
Answer
エンジンはかかるけど、
アクセルを上げるとエンジンが止まってしまうので、
燃料が足りていないのが一番の原因です。
燃料が足りなくなる要因を一個一個みていきましょう。
①プライミングポンプ
プライミングポンプとは、ディーゼルエンジンによく装着されているポンプで、
燃料を入れた際に空気が混入してしまう事が多いのですが、
燃料系統に空気が混入してしまうと、
燃料の噴射の時に噴射の障害になることがあるんです。
そのために、燃料の給油を行った際、
エンジンをかける前にこのプライミングポンプを操作して空気を抜く必要があるんです。
で、
このプライミングポンプが詰まっていると、
燃料の供給量が減ってしまう事があるので、
掃除または新品と交換が必要となります。
自分で掃除できない時は新品に交換しちゃいましょう。
ドライバーがあれば簡単んい交換できちゃいますので、
ポンプだけ購入して交換した方が安上がりですね。
②キャブレターが詰まっている
よくある原因の一つです。
キャブレターのどこかが詰まっている可能性が高いです。
分解清掃をおこないましょう。
③燃料フィルター・ストレーナーが詰まっている
これは時々あるんですが、
燃料の通り道は、
燃料タンク~ホース~キャブレターと大まかに3つの通り道があるんですが、
実は、
細かく見るとまだあって、
「ストレーナー」は燃料タンクの外にありますが、
「燃料フィルター」は燃料タンクの中にあったり、
ストレーナーの後についていたりします。
もちろんストレーナーが詰まっていると燃料の供給量も少なくなってしまうんですが、
燃料フィルターの詰まりも原因の一つなんです。
ですので、
燃料タンクから燃料を抜き取って、
燃料タンクを分解してみる必要があります。
③-1 燃料フィルターの掃除
燃料タンクの付近に燃料フィルターがありますので、
このフィルターを掃除してあげてください。
大抵はプラスチック製なので、
簡単な掃除で燃料が通る様になります。
③-2 ストレーナーの掃除
燃料タンクの燃料の出口にストレーナーがありますので、
ストレーナーの通りをチェックしてください。
詰まる事はほとんどありませんが、
燃料を入れっぱなしで農機具を放置していると、
燃料がガム化して詰まる事もあるので、
エアーなどで拭いてあげると良いと思います。
それでも通りを良くできない場合は、新品と交換してください。
④ 排気マフラーの詰まり
農機具にもよるんですが、
刈払い機など2stエンジンを使用している場合、
濃いオイル濃度で使用していると、カーボンなどがマフラーに付着して、
マフラーが詰まってしまう事が多々あります。
つまり、
エンジンからの排気ができない状態なんです。
こんな時もエンジンを吹かすとエンジンが止まってしまいます。
ですので、
①~③までを点検してもエンジンの不調が直らない時は、
マフラーをチェックしてください。
マフラーを外して、
シリンダーの出口の詰まりや、
マフラーの出口の詰まりを解消してあげれば、
エンジンの不調を解消できます。
そして、
必須項目として、
プラグの交換、エアフィルターの掃除もしておきましょう。
プラグの交換は、
火花が小さい事も考えられますので、必要です。
エアフィルターの詰まりも解消しておけば、
エンジンの調子も戻りやすくなるので、
この2つはついでに見てあげてください。
かがだったでしょう。
このチェック項目で「エンジンが吹かすと止まってしまう」現象は解消できます。
このチェックを出来ない場合は、
農機具屋さんに、
「何もしていない状態に戻して」持って行ってください。
追伸
ここまで、
「農機具 エンジンはかかるけど吹かすと止まってしまう対処方法」を書いてきましたが、
いかがだったでしょう。
中には、
自分で直せない、修理に出すと予算がかかってどうしよう・・・
などとお考えの方もいらっしゃるかと思います。
もし、
修理に出して修理費用を出すよりも、
「新しく買い替えちゃった方が良いかなぁ・・・」とお考えの方は、
農機具の買取査定を利用してみてはいかがでしょう。
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