ローンの残っている農機具でも買取ってもらえるの?
ちょっとした故障で全く使えなくなった農機具や、
ようやく買っていざ使おうと思ったら期待通りの動きをしなかったりして、
「これは全く使えないじゃん!」なんてことに・・・
せっかくローンを組んで買ったのに、
すぐに手放さないといけなくなってしまった・・・。
なんて事も実はあったりします。
でも、
「まぁ、しっかりローンも払っていくつもりだし問題ないだろう!」
なんて思って、ローンで買った農機具は買取ってもらえると思っていませんか?
もちろん、
責任を持ってローンを払って欲しいのですが、
ローンを払っていれば問題は無いと言うのは、
少し間違っているんですね。
農機具を売る場合、
必ず付いて回るのは農機具の所有権なんです。
「農機具を買ったのは私なんだから、所有権は私なんじゃないの?」
なんて思いがちです。
しかし、
実はそう簡単にはいかないんです。
ローンで購入した場合、ローン返済中は、
所有権はローン会社や農機具の販売店になっているケースが多いんです。
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農耕作業自動車(トラクター・コンバイン・田植え機など)はナンバー登録されている
トラクター・コンバイン・田植え機など、農耕作業自動車で、
乗用可能なものは、
小型特殊自動車に区分されていて、
道路の走行の有無にかかわらず、軽自動車税の対象になっていて、
ナンバー登録が義務付けられているんです。
つまり、
ナンバー登録されていると言うことは、
所有者・使用者が設定されているんです。
ここは普通の自動車を購入する時と一緒で、
農耕作業自動車(トラクター・コンバイン・田植え機など)をローンで購入した場合、
所有者がローン会社や農機具の販売店の名義になっているケースがあるんです。
ですから、
農機具を売却する時には、
車検証を確認して、
所有権を確認する必要があります。
車の所有者の確認方法は・・・
車検証の『所有者の氏名又は名称』の欄に記載されている名前が、
その車の所有者です。
ローンで購入した場合には、
自分の名前ではなくディーラーやローン会社の名前になっていることが多いので、
まずは車検証を見て確認しましょう。
所有者が自分以外の場合、
所有権が他の人とになりますので、
勝手に車を売却することができません。
まずは、
所有者の名義を変更して、
自分の所有にする必要があります。
これを所有権解除と言います。
普通であれば、
ローンを完済してスムーズに所有権の解除まで進んでいくのですが、
ローンが残っていると、
所有権解除が難しくなります。
ローンの残額を一括返済できるのであれば、
大抵の場合は、
所有権解除の手続きを行ってもらえます。
所有権解除の手続きをディーラーが行ってくれるところもあるので、
確認が必要です。
ローンの残額を返済できない場合、
買ったばかりで、
多額の残債がある場合や、
一括返済が難しい場合、
ローン会社やディーラーに事情を説明して、
相談してみてください。
事故や災害で、
もう廃車にする以外考えられない状況であれば、
所有権を解除してくれるケースもあります。
また、
車は解体するけど、
残債は支払うという条件で、
承諾してくれるケースもあるので、
しっかり事情を説明して、
相談に乗ってもらうのが大切です。
最初から無理と決めつけている方がもったいないですよ。
それでも所有権解除を認めてくれないローン会社やディーラーの場合は、
諦めてください。
あなたに所有権の無い車は、
廃車や売却はできません。
所有者が自分の場合
ローンを組んで車を買っても、
所有者が自分の名義になっている場合もあります。
それは、
銀行系のローンの場合です。
この場合、
自分の意思で廃車もできますが、
当然、ローンの支払いは残るので、
農機具を売却した後も、ローンを払い続けないといけません。
所有者をローンが終わったら変更するのも大切
農機具を買うためにローンを組む時に、
農機具の所有者のことまで意識していない人も多いのも事実です。
ローンを完済していも、
所有者名をそのままにしているんですね。
急に廃車にしないといけない状況が来た時や、
もちろん、中古車として買取ってもらう時なども一緒なのですが、
どうしても所有者が変わっていないと、
困る事が出てきますよね。
農機具のローンを完済したら、
できるだけ早めに所有者名義を変更しておくことをおススメします。
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