草刈り機やチェーンソーがガソリン100%で動くのでしょうか?
「草刈り機やチェーンソーがガソリンのみで動くのでしょうか?」と、
言う質問があったので、回答していきますね。
それでは質問内容からどうぞ。
Question
中国の人からガソリンで動く草刈り機やチェンソーを、
譲ってもらう事になったんですが、
燃料を混合燃料ではなくガソリン100%で使用したら問題ありますでしょうか?
何かの書き込みで「ガソリン100%」では使えないので、
「混合燃料」を使用すると言う様な書き込みがあったんですが、
どこで見たのかを忘れてしまいまして、
少々気になっています。
普通に使用するためには、どうすれば良いのか教えてください。
Answer
ちょっと待ってください!
ガソリン100%は問題大ありです!
草刈り機やチェーンソーは、
2st(2サイクル)エンジンになりますので、
ガソリン100%で動かすと、
エンジンが壊れます。
2st(2サイクル)は、
構造をシンプル化にしていると言うか、
部品を少なくしているため、
ガソリン燃焼部分と、
駆動部分が混ざっています。
そのため、
潤滑させないといけない部分が、
オイル不足になって焼き付きます。
通常の乗用車であれば、
4st(4サイクル)エンジンと言って、
ガソリンの燃焼部分と、
駆動部分がしっかり分かれています。
時々、ツインカム16バルブとか、
DOHCとOHCかって言いますよね?
これは、2st(2サイクル)には無い機構なんです。
ちょっと前の原付のスクーターも2st(2サイクル)で、
白煙を噴きながら走っていたのを覚えていませんか?
※現在は排ガス規制でなくなってしまいましたが・・・
こちらは、
ガソリンは別に2st(2サイクル)用のオイルを入れるタンクがあって、
自動的に混合燃料としてエンジンに供給していました。
そして、
本題に戻りますが、
現在でもレース用の2st(2サイクル)バイクや、
ベスパなどの古いバイク、
又は、草刈り機などの農機具は混合燃料を、
燃料タンクに入れて使用しているんです。
※2st(2サイクル)の方が構造的にシンプルですので。
ホームセンターなどでも、
混合燃料は売られていますが、
少々高めなので、
多くの人は、混合燃料を自分で作ります。
一番簡単なのは、
ホームセンターの園芸コーナーに、
草刈り機用の2st(2サイクル)オイルが売られています。
コチラをガソリンに混ぜればOKです。
ガソリンについては、
ガソリンスタンドで購入しないといけませんが、
ポリタンクなどでは売ってくれませんので、
こちらもホームセンターなどで、
ガソリンの携行缶(消防法適合品)を購入してきて、
こちらにガソリンを入れてもらうのが適当です。
最大で22ℓ入る物もありますので、
探してみてください。
しかし、
あまり大きいと使いずらいので、
5ℓ位までの小さい携行缶にした方が良いと思います。
あとは、
ガソリンと2st(2サイクル)オイルの混合容器ですが、
コチラも、
ホームセンターで混合用の容器は売っていますので、
購入した方が簡単です。
草刈り機の場合、
25対1から50対1の割合で、
オイルとガソリンを混合します。
この混合比は、草刈り機のメーカーの方で指定があるハズです。
探してみたら良いと思います。
25対1の場合、
ガソリン1ℓに対して2st(2サイクル)オイル40cc。
50対1の場合、
ガソリン1ℓに対して2st(2サイクル)オイル20cc。
となります。
追伸
なお、
現在では、
一部の草刈り機の中で、
4st(4サイクル)エンジンを使用している機種も存在することも確かです(ホンダ)。
そして、
草刈り機でも、
ガソリンと2st(2サイクル)オイルを別の所から入れる物も存在します。
どちらにしても、
取扱い説明書を読んでみないといけないですね。
中国語でしょうが、頑張って読んでみてください。
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