メンテナンス

草刈機を止めると次の日まで再始動できない!

メンテナンス

草刈機を止めると次の日まで再始動できない!

草刈機を一旦止めて、

再始動させようとすると、次の日まで再始動できない!

と言う質問がありました。

解説していきます。

Question

草刈機を使用し一旦止めて、再始動しようとすると、

次の日まで動きません。

もう20年以上使用しているので、

寿命なのはわかっているのですが、

使いやすくて変えたくありません。

1日に1回はエンジンはかかるんですが、

2回目に再始動できないんです。

何か解決策はありますか?

Answer

草刈機のエンジンが1回はかかって、

2回目以降がかからない・・・

この現象をもうちょっと詳しく書くと、

「一日の一番初めにエンジンをかけるとちゃんとエンジンがかかって、

草刈り作業はできるのですが、

しばらく草刈り機を使用して、

休憩時間に草刈り機を止めて、

休憩が終わってから草刈り機を再始動させようとすると、

エンジンがかからない」・・・と言う現象で良いと思います。

恐らく、

作業している間は、

スロットルレバーを回して、

エンジン回転を上げても、

スロットルレバーを戻して、

エンジン回転を下げても、

エンジンはしっかり動くと言う事だと思うんです。

しかし、

次にエンジンをかけると、

すぐにはかからなく、

次の日にエンジンをかけると普通にかかると言う事なんだと思うんです。

こんな感じの症状であれば、

ストップボタンの不良が一番の原因です。

<草刈機のストップボタンの仕組みと現象>

ストップボタンを押す事で、

磁気とコイルで発生した高電圧を、

点火プラグに行く前でショートさせて、

点火プラグへの電流を遮断してしまいます。

構造的には、

ストップボタンは、

ボタンを押して、電気的に回路をショートさせているんです。

ボタンの内部は電気接点があって、

通常はスプリングで離れています。

指で押すとばねが抑えられて接点が点いてショートできるのです。

そして、

指を離すとスプリングで接点が離れて、

ボタンも元に戻ります。

このスプリングが劣化して戻りが弱くなっていたり、

細かいゴミが内部に入っていたりすると、

ストップをかける時は指でボタンを押すので、

回路をショートできるのですが、

スプリングが劣化していると、

回路をショートさせたまま、

すぐにボタンが戻らなく、

ジワジワ戻ってきていて、

すぐに使用したい時は、

まだショートしている状態になっていまい「エンジンがかからない」・・・

と言う現象なのではないでしょうか。

そして、

次の日にはしっかり戻っているので、

「エンジンがかかる」と言う現象なんだと思います。

つまり、

ストップで押したときはスムーズに動いてストップできるけれど、

指を離したときに完全に戻らない、

あるいは戻りが遅いということが起きていて、

その時は内部の接点は接触した状態なのでエンジンはかからない。

と言う状態なのかと思います。

<草刈機のストップボタンの仕組みと現象はここまで>

それでは、

「どういった状態なのか?」を確認する方法ですが、

ストップボタンを使用しないで、

強制的にエンジンを止めてください。

例えば、

マフラーに布などを突っ込んで、

排気ガスが出られなくしてしまうと、

エンジンが止まります。

もしくは、

チョークを引いて、

流入する空気の量を減らして、

点火プラグをかぶらせてストップさせる方法。

この2つの方法でエンジンは止まります。

エンジンを強制停止させて、

すぐに再始動させる事ができれば、

ストップボタンのスプリングの劣化かと思われます。

<ストップボタンのスプリングの劣化の場合>

ストップボタンの接点回復は、

隙間から接点回復剤を吹きかけてください。

ばねの力も戻る可能性があります。

また、

CRC556でも良いです。

部品の交換は

本格的にはスイッチ部分だけ交換で大丈夫です。

ホームセンターの電気部品売り場でも互換性のあるものが売られている可能性が高いです。

腕に自信があれば、

自分で直してしまう方が超安上りです。

修理方法としては、

とても簡単なので、

チャンレンジするのも良いと思いますよ。

 

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