使用方法

草刈り機のエンジンが焼き付きました!もうダメですか?

使用方法

草刈り機のエンジンが焼き付きました!もうダメですか?

草刈り機のエンジンが焼き付いてしまったのですが、

エンジンを交換しないとダメですか?

と言う質問があったので解説していきます。

Question

草刈り機のエンジンが焼き付いてしまったのですが、

エンジンを交換しないとダメですか?

Answer

草刈り機と言う事なので、

2stですよね?

2stの場合、

結構回るエンジンだと思うので、

あまり調子こいて使っていると、

焼き付く事もあるでしょうね。

草刈り機だから、

冷却機能もないでしょうしね。

そして、

草刈り機のエンジンが焼き付いたら、

もう買換える方が良いでしょう。

2stエンジンが焼き付いた場合、

非常に軽度のものであれば番手の大きなペーパーやすりで、

ピストンとシリンダを研磨すれば再利用可能です。

しかし、

傷が大きい場合、

ピストンは交換・シリンダは交換もしくは専門店で再ボーリングの加工が必要となります。

かなり高価となりますので、

草刈り機位のものでしたら、

草刈り機そのものを買換えた方が安いでしょう。

草刈り機のエンジンの焼き付きの原因

オイル切れによる焼き付き

2stは、エンジンの中でガソリンと混ざりピストン、シリンダを潤滑しながら燃焼をしていきます。

オイルタンクが別体の場合は点検不足からオイルを空にしてしまう。

混合の場合、ガソリンとオイルの混合比が薄すぎてエンジン内で油膜切れを起こして、

焼き付きを起こしてしまう。

この2点があげられます。

オイル以外での焼き付きの場合

オイル以外での焼き付きの原因は3つほどあります。

デトネーション(異常燃焼)が危険!

本来ガソリンが燃えてほしいタイミング以外で燃えてしまうことです。

基本的に高温・高回転で起こることが多いです。

そのデトネーションがなぜダメなのでしょう?

高温・高回転で変なタイミングでガソリンの燃焼が細かく起こるのでより熱が上がる原因となります。

熱が上がると金属に負担がかかり、変形・焼き付きが起こります。

ただデトネーションが起こったらすぐに焼き付くかというとそういうわけではありません。

デトネーション自体は変なセッティングをしていなくても高回転付近で起こることがよくあります。

チャンバーとの相性なのかその日の気温湿度にも左右されます。

そのデトネーションが起こる回転で使用することが焼き付きの原因になっています。

高回転自体が問題ではなく、燃焼に異常が起こるのが原因なんですね。

高負荷・長時間走行は危険!

そもそも2stは耐久性があまり高いものではありません。

イメージでいうと2stは短距離走。

4stは長距離走というところでしょうか。

先ほどのデトネーションでも出てきましたが高温状態の負荷が非常に良くありません。

草刈りで良くあるのが、

集中してしまって、長時間にわたって使用する事なのです。

長時間、負荷をかけながら高回転の運転が続くと、

当然ですが、

焼き付けを起こすリスクが高まります。

長時間使用する状態が焼き付けを起こす原因になるので、

程よく休憩する事が大切です。

低温での急な操作は危険!

今度は高温とは逆でエンジン始動後すぐや、

エンジン温度の上がってない状態での全開使用などです。

エンジンは70度から80度前後が適温と考えられて設計されていて、

実は、

その温度の時に各部のクリアランス(隙間)が適正になるように設計されています。

金属は高温で膨張して、

低温では安定しています。

ですので、

適温での膨張状態であれば良いのですが、

高温になり過ぎると、

各部品同士の隙間やクリアランスが狭くなり、

金属同士が擦れなくて良い物が擦れたり、

くっついてしまったりしてしまいます。

逆に、

低温状態では隙間やクリアランスが大きく遊びが大きくなるため、

各部の揺れが大きくなりエンジン内部に傷をつけ焼き付く原因となります。

焼き付け予防する4つの方法

使用前はしっかり暖気する!

使用する前、

エンジンをかけたら、

すばらく暖気運転をする様にしましょう。

エンジンを適温にする事で、

エンジンの動きをスムーズにしてくれて、

焼き付けを予防してくれます。

長時間の連続運転はNG!

2stエンジンは、

その特性上あまり長時間走行には向いていません。

長時間作業をする場合などは、

ちょこちょこ休憩を取って、

草刈り機のエンジンを冷やして休ませる様にしましょう。

オイルの管理はマメに!

草刈り機を使用する場合は、

エンジンオイルとガソリンの混合油を使用している事が多いと思います。

ですので、

その場でエンジンオイルを点検できませんが、

混合油を作る時には混合させる比率には気を付けてください。

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