メンテナンス

トラクターのロータリーのオイルの使い方

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トラクターのロータリーのオイルの使い方

トラクターのロータリーのオイルについて質問があったので、

解説していきますね。

Question1

トラクターのロータリーからオイル漏れを起こしちゃったんです。

オイル漏れの修理をするにはどうしたら良いのでしょう?

Answer1

ロータリーからのオイル漏れの場合、

大概はオイルシールの痛みがほとんどです。

素人では交換は難しいので、

農機具屋さんやメーカーで見てもらうのが一番でしょうね。

部品代よりも交換費用の方が高いでしょう。

ただ、

シーズンまっさかりでのオイル漏れ発覚だと、

トラクターを修理には出しにくいですよね。

そんな場合は、

頻繁にオイル漏れをチェックしながら、

オイルを注ぎ足して使用するのがベターでしょうね。

オイル漏れがあったからと言って、

慌てて修理に出すと、

トラクターが使えない事態になるので、

注意が必要です。

Question2

トラクターのロータリーのオイルって、

メーカーが指定している90番とか80番って、

どう違うんですか?

間違って使用すると何か影響が出ますか?

Answer2

まずはオイルの番号って、粘度だと言うことを知っておいた方が良いですね。

オイルは、

駆動している歯車同士だったり、

関節部分に使用するんですが、

そう言った部分が潤滑に動くためにオイルがあります。

そして、

その潤滑に動かしたい所のオイルの粘度を間違って使用するとどうなるのか?と言うと、

粘度が低いと、

オイルがサラサラになってギアや関節部分が摩擦を起こしやすくなります。

そして、

粘度が高いと、

オイルが硬くなって、

ギアや関節部分が動きにくくなります。

摩擦が起こりやすくなると、

摩耗が進むので、傷や故障の原因になりますし、

ギアや関節部分が動きにくくなると、

他の動かしている動力部分への負荷が高くなります。

負荷がかかりやすくなると言うことは、

当然、故障しやすくなります。

多少違っている位であれば良いんですが、

大幅に違うと、

本当に故障の原因になりますからオイルの購入には注意してくださいね。

Question3

トラクターのロータリーの位置制御に油圧シリンダーを使用しているんですが、

そこに使用するオイルは、

車のブレーキオイルでも代用可能なんでしょうか?

もしくは、

エンジンオイルの方が良いのでしょうか?

Answer3

基本的に油圧シリンダーに入っているオイルと、

ブレーキオイルやエンジンオイルに使用しているオイルでは使うシーンが違うので、

ブレーキオイルやエンジンオイルはおススメできません。

目的が違うと能力が違ってきますので。

ですので、

油圧動作オイルがBESTなんですが、

どうしても使用しないといけない様な場合は、

エンジンオイルの方が良いでしょうね。

理由は、

作動オイルの汚れが分かりやすいからです。

Question4

トラクターのロータリーのグリスアップについてなんですが、

チェーンケースの逆側についているベアリングのグリスアップをしたいんです。

外フタを外すとビニールの保護シートが貼ってあって、

コーキングしてあるんです。

コーキングを剥がして、

グリスアップをしても大丈夫なんでしょうか?

Answer4

やり方は間違っていません。

その通りにやって、

最後にコーキングをして終了してください。

そして、

他の方法で私はやっていますが、

適当な所にグリスニップルを取り付けて、

グリスアップをしています。

更に言うと、

鉄板を付けて、グリスニップルをカバーしています。

ニップルはドリルで穴を開ければ簡単に取り付けられるので、

わりとお手軽に加工できますよ。

しかし、

チェーンケースからオイルが漏れている時って、

その再度ケース皮のオイルシールもへたっている可能性が高いので、

コチラもチェックしてみる必要があります。

のオイルについて質問なんですが、

Question5

トラクターのロータリーオイルには、ハイポイドギアオイル#140と言うのがありますよね。

純正も良いと思うんですが、

使いたいオイルに品番140とかSAE140とかってありますよね。

あと、

GL-4とかGL-5とかって言う表示もありますよね。

どうやって選んだら様のでしょうか?

Answer5

オイルには規格があって、

#140はSAE粘度、GL-4と言うのはAPI規格となり、

それぞれ違う規格の物です。

どちらにも適合していないと使用できません。

同じ位の品質を選ぶのであれば、

表記は140といった数値が入っている物、

GL-4であればGL-4と書いてある物、GL-5であればGL-5と書いてある物を使用するのがベストです。

違う規格を選ぶなら、

140と言う数値のグレードであれば、

ほとんどがGL-4以上なので、

あまり考えないでも大丈夫です。

そして、

ギアオイルとハイポイドギアオイルの違いですが、

ギアオイルの中でも、極圧性の高い物がハイポイドギアに対応しています。

ハイポイドギアオイルの表記がなくても、

ハイポイドギアオイルに対応している物は、

GL-4以上の物はハイポイドギアオイルに対応しています。

また、

00W-XXXと言う表記なんですが、

これはマルチグレードと言う物で、

例えば70W-140などと表記されています。

マルチグレードは、温度による粘度変化が少なくて、

低温でも粘度があまり高くならないんです。

そして、

#140と言うのはシングルグレードで、

高温時の粘度のみで規定がされているんですね。

ですので、#140は高温時に使えないわけではないのですが、

メーカー指定がシングルグレードであれば、

シングルグレードを選択した方が良いかと思いますよ。

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