農機具のエンジンが調子悪い時の対処方法(キャブクリーナー編)
「おっかし~なぁ~~~、エンジンが吹けないわ~」
とか、
「あれ~~~アイドリングが安定しないなぁ・・・」
などとお悩みじゃありませんか?
エンジンに詳しい人なら、
「あれ?・・・もしかしてキャブ?」
と言う話しになるんですが、
エンジンに詳しくないと、
なかなかそう言う話しにはなりませんよね。
しかし、
古い農機具や、
ちょっと放置した農機具の場合、
エンジンの調子が急に悪くなる事が良くあります。
こんな時に有効なのは、
「キャブレターの大掃除」。
キャブレターをばらして、掃除すれば、
農機具のエンジンの症状は大体良くなります。
でも、
キャブレターをバラした事がないと、
なかなかキャブレターをバラすなんて事はできません。
こんな時に有効なのが、
「キャブクリーナー」
ちょっとエンジンを出して、
コチョコチョっといじっただけで、
エンジンの調子が戻っちゃうんです。
そんなワケで、
こんな軽いノリでエンジンの調子を戻しちゃいましょう。
Contents
キャブクリーナーは泡タイプ!
キャブクリーナーは、
泡タイプと液体タイプがあります。
液体タイプも良いんですが、
ここでは、
泡タイプを使用します。
間違って、
液体タイプを買ってこない様にしてください。
キャブクリーナーの使い方は2通り
泡タイプのキャブクリーナーの使い方は2通りです。
キャブクリーナー自体は洗浄力が非常に強いんで、
良く汚れるキャブレターの洗浄には物凄い効果を発揮するんですが、
①キャブレターの漬け置き洗い(コチラはキャブをバラせる人向け)
②動いているエンジンに吹きかけてキャブレターを掃除する
この2通りの使い方となります。
それでは、
この二つを解説していきますので、
参考にしてください。
※ちなみに、コチラはキャブクリーナーを売りつけるページではありませんので、ご安心ください。
キャブクリーナーの使い方①
キャブレターの漬け置き洗い(コチラはキャブをバラせる人向け)
コチラは簡単で、
キャブレターを全バラして、
キャブクリーナーを吹きかけて、
漬け置きしておきます。
ガム質・ワニス・カーボンなどは簡単に落ちますよ。
キャブクリーナーを吹きかけて、
10分も放置したらブラシで軽くこすってあげると、
速攻でキレイになりますので、
試してください。
あとは、キャブクリーナーを拭き取って、
組み立ててあげれば、
終了です。
エンジンに組み付けてあげて、
もう一度エンジンをかけてあげれば、
良い調子に戻っているはずです。
<キャブクリーナーの使い方>
1. キャブレターをエンジンから外してバラしてください。
2. キャブクリーナーを良く振ってください。
3. キャブレターをバラしたらキャブクリーナーを吹きかけて漬け置き洗い
※汚れのひどい所はブラシで洗ってくださいね。
4. パーツパーツをキレイに洗ったら、拭き取って組み立て
5. エンジンに装着して終了
これで驚くほどエンジンの調子が良くなりますよ。
試してみてください。
そして、
今回、あなたにシェアしたいのが、
次の「キャブクリーナーの使い方②」です。
キャブクリーナーの使い方②
動いているエンジンに吹きかけてキャブレターを掃除する方法
コチラが今回紹介したいエンジンの調子を戻す方法なんです。
キャブレターをバラせない人でも超簡単にエンジンの調子を戻せるので、
おススメの方法です。
やり方としては、
キャブレターとエアクリーナーを分離させます。
そして、
エンジンを動かして、
キャブレターのエアクリーナー側から、
キャブクリーナーを吹き込む事で、
スロットルバルブ周辺を洗浄する事ができちゃうんです。
超簡単でしょ!
こんなやり方で
キャブレター内に溜まった、
ガム質・ワニス・カーボンなどを取り除いてあげる事が可能なんです。
これも、
キャブクリーナーの洗浄力の高さと、
泡タイプのキャブクリーナーが出来る技なんですね。
そして、
エンジンの調子を良くしてくれます。
<キャブクリーナーの使い方>
1. 使用前にキャブクリーナーを良く振ってください。
2. エンジンを温めておいて、停止させます。
3. エアクリーナーをキャブレターから外します。
4. エンジンを始動させ、エンジン回転数を2,000~3,000位まで上げます。
5. そして、キャブクリーナーをキャブレターのエアクリーナー側から吹きかけます。
6. エンジンを止めて約5分放置してください。
7. エンジンを放置している間にエアクリーナーをキャブレターに取り付け。
8. エンジンを再スタート
9. マフラーから白煙が出てきますが、白煙がなくなるまで空ぶかししてください。
これで、キャブのカーボンやワニス・ガムといった汚れの除去ができて、
エンジンの調子が驚くほど良くなりますよ。
キャブクリーナーを使う前の注意点
キャブレターの不調を疑う前に、
必ず見ておいて欲しいのが、
ガソリンタンクからキャブレターまでの燃料の流れと、
エアクリーナーの汚れ具合です。
「エンジンの吹け上がりが悪い!対処方法は?」で紹介していますので、
こちらを参考にしながら、
キャブクリーナーで掃除をしてみてください。
結構簡単にエンジンの調子が戻りますよ。
追伸、
キャブクリーナーを使用して、
「②動いているエンジンに吹きかけてキャブレターを掃除する」時は、
あくまでもエンジンが動いている時だけですので、
間違わないでくださいね。
エンジンが動かない時は、
キャブレターはバラしてあげないと、
掃除はできません。
また、
この方法は、
自動車やバイクでも使える方法なので、
知っておくと便利です。
是非、参考にしてください。
コメント