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イグニッションコイルが怪しい時の点検方法

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イグニッションコイルが怪しい時の点検方法

管理機が動かなくなりました。

色々点検したんですが、

いよいよイグニッションコイルがダメなのかなぁ・・・となりました。

一応、交換してことなきを得たのですが、

ちゃんとした点検方法を知りたいです。

と言う質問があったので解説していきますね。

Question

管理機が動かなくなり、

色々点検したんですが、

いよいよイグニッションコイルがダメなのかなぁ・・・となりました。

一応、交換してことなきを得たのですが、

結局、手元に動作しないコイルが残っています。

今後の為に、

イグニッションコイルが壊れてしまったのか調べたいので、

イグニッションコイルを点検する方法を教えて欲しいです。

いろいろ調べるとテスターで導通で点検するなどがありますが、

自分で2つのコイルを導通を見ても同じ結果にしかなりません。やり方が悪いのでしょうか?

導通を見るといっても、見れる場所自体が

・プラグがささるところ
・コイルの金属部分(ボルトを通すカ所、ホイールとの接点)
・スタートスイッチのぎぼし

位しか分からないので、それぞれを導通しても2つの違いを見ることが出来ませんでした。

やり方があるのであれば、お手数ですが教えてください。

すみません、よろしくお願いします。

Answer

プラグキャップとコイルの金属部分の導通とともに抵抗値を測ってください。

恐らく、数十キロオームのはずです。

ここの抵抗が極端に小さかったり極端に大きかったら使えません。

ここは二次側ですが、一体型の一次側は測れないので諦めてください。

また熱によって変化することもあります。

イグニッションコイルについて・・・

自動車のエンジンを始動させるためには、

スパークプラグという部品がエンジンの燃焼室内で高電圧の放電を起こすことによる点火が必要です。

その点火装置であるスパークプラグに、

自動車の12ボルトバッテリーから20,000ボルト~35,000ボルトもの高い電圧を供給する装置がイグニッションコイルなんです。

なお、イグニッションコイルおよびスパークプラグはガソリンエンジンのみに使用されている部品で、

燃焼方式が異なるディーゼルエンジンには備わってはいません。

イグニッションコイルは軸となる鉄心(コア)に電線が巻かれた構造となっていて、

一次コイル・二次コイルという二種の電線が巻き付けられています。

一次コイルでバッテリーから供給された電圧を一旦300ボルト程度まで引き上げ、

その後巻き数の多い二次コイルでさらに高電圧化する仕組みです。

一次コイルでは、0.3ミリ~0.6ミリの太い電線を100回~200回巻いています。

二次コイルはさらに細い0.03ミリ~0.06ミリの電線を10,000回~20,000回も巻いたものとなっています。

イグニッションコイルには以前から使用されてきた機械式のものと、

電気式点火系統に用いられるダイレクトイグニッション用のものがあります。

なお近年から現代のガソリンエンジン車では、ダイレクトイグニッションを採用したものが主流となっています。

イグニッションコイル交換のタイミングは?

現代の主流となっているダイレクトイグニッション(電気式イグニッション)においては、

燃焼効率を向上させることで部品そのものの小型化も実現しています。

しかしその反面、イグニッションコイル自体の劣化は早くなってしまい、寿命が短いです。

一台の車などに新車時から乗り続けていると、

いずれイグニッションコイルの交換時期がやってきます。

以下の様な症状がみられる時は、

イグニッションコイルの交換時期と言えるので、注意してください。

「エンジンチェック警告灯」が点灯を続ける

自動車のメーターパネル内にポンプのような形状の警告灯があります。
エンジン始動の際に短時間だけ点灯して消える所を見たことがあるかと思います。
この警告灯は「エンジンチェックランプ」と呼ばれ、
イグニッションセンサーというセンサーが異常を検知した際にも点灯します。
エンジンチェックランプがすぐに消えず、
ずっと点灯した状態が続くとイグニッションコイルの交換時期を疑う必要があります。
しかし、エンジンチェックランプは他のさまざまなセンサーの異常も検知して点灯するため、
点灯した際の原因がすべてイグニッションコイルだと言うわけではありません。

エンジンがかかりにくくなった

エンジンがなかなかかからなく、
エンジンの始動に時間がかかったり、
始動の動作を何度も行わないとエンジンがかからない状態になったりした場合も、
イグニッションコイルの劣化を疑う必要があります。

加速が弱くなった

アクセルを踏んでなかなか加速しない・・・
走行中の加速が鈍くなったと感じる場合、
エンジンの燃焼状態が不安定になっていることを考える必要があります。
この場合もイグニッションコイルの不調を疑います。

アイドリングが不安定になったとき

自動車の停止時にエンジンを動かすアイドリングの状態で、
エンジンの回転数が安定しなくなったときも、
イグニッションコイルが古くなっている可能性が考えられます。
停まっているのにエンジンの回転数が頻繁に変化するようなら、
交換のタイミングを考えた方が良いです。

走行距離で見るイグニッションコイルの交換時期

新車から10万キロ走行したタイミングが目安と言われています。
しかしあくまで目安であり、
自動車によっては10万キロ走行する前に交換時期がやってくることも考えられます。
日ごろからエンジンの始動性や走行時の加速、
アイドリング時の状況などに気を配り、
交換時期を意識するようにすると分かりやすいでしょう。

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