使用方法

混合燃料の作り方!

使用方法

混合燃料の作り方!

早速ですが、

混合燃料の作り方を質問している方がいらっしゃったので、

混合燃料の作り方を解説していきます。

混合燃料の作り方

50:1とか25:1とかって言いますが、

どんな量になるのか?と言うと・・・

例えば、

<50:1の場合>

ガソリンが50mlに対してエンジンオイルが1ml入っています。

つまり、

合計で51mlになります。

これを逆に計算した場合、

1ℓの混合燃料を作りたい場合は、

「1000÷51×50=980.3921cc」がガソリンで、

「1000÷51×1=19.6078cc」がオイルとなります。

そして、

もっと簡単な計算で出してみると・・・

ガソリンが1ℓの場合に入れるオイルの量は1/50なので、

オイルは20mlとなります。

<25:1の場合>

ガソリンが25mlに対してエンジンオイルが1ml入っています。

つまり、

合計で26mlになります。

これを逆に計算した場合、

1ℓの混合燃料を作りたい場合は、

「1000÷26×25=961.5384cc」がガソリンで、

「1000÷26×1=38.4615cc」がオイルとなります。

そして、

もっと簡単な計算で出してみると・・・

ガソリンが1ℓの場合に入れるオイルの量は1/25なので、

オイルは40mlとなります。

混合燃料を作ってみましょう。

いよいよ混合燃料を作ってみようと思います。

草刈機の場合(50:1)

多くの草刈機の混合比は50:1になっています。

これは、ガソリン50に対して2サイクルエンジンオイルが1という割合になります。

もっとわかりやすく言うと、ガソリン1ℓに対して20mlのオイルを入れます。

混合比50:1の場合、
50:1=ガソリン1ℓに対してオイル20ml
2ℓ作るなら40mlのオイルを入れてください。

※最近の草刈機は50:1で使用できるものがほとんどです。取説で確認してみましょう。

※また、地区の草刈りや学校のPTA作業等で皆がそれぞれ機械を持ち寄る場合は混合比が混在します。

そんな時は25:1で大量に作成するか購入して使用すれば大丈夫です。

50:1の機械に25:1の混合燃料を入れて使用するのはOKです。

注意:作成量と保存法

・なるべくその日使う分だけ作成しましょう。

・保管する場合は直射日光が当たらない涼しい場所に置き、なるべく早く消費する様にしましょう。

・沢山作ってしまった場合は金属のタンクに入れて、日の当たらない涼しい場所で保管しましょう。

ここで混合燃料について解説していきます。

混合燃料とは・・・

通常、

車、バイク、トラクターなど、ガソリン車は4ストロークと言って、

燃料を使ってエンジンを回すのですが、

このエンジンを回す時に、

エンジン内をスムーズに動かすためにエンジンオイルが入っています。

もちろん、

エンジン内を冷やす役割も持っています。

これが4ストロークなんですが、

中には、

2ストロークと言うエンジンもあって、

エンジンオイルを入れる場所がない物もあるんです。

(エンジンによっては、燃料と2ストオイルを個別に入れてエンジンに取り込む時に、

混ぜ合わせてエンジンの燃料に使用する物もあるにはある)。

こんな2ストロークの場合、

燃料とエンジンオイルを混ぜ合わせて、

エンジンに取り込んで爆発させます。

当サイトは農機具のサイトなので、

農機具について語っていきますが、

混合燃料をしている機器をあげると、

ミニ耕運機や刈払機、チェーンソーなどに幅広く使われています。

配合の割合は「25:1」や「50:1」「100:1」などさまざまなものがあり、

その割合は使用する機器により異なります。

2サイクルエンジンの仕組み

ここで少しだけエンジンの仕組みについてご紹介します。

エンジン内部のシリンダーの中ではピストンが上下しており、

その動きをクランクシャフトと呼ばれる回転する部品に伝えることで、エンジンは動力を生み出します。

それに対し2サイクルエンジンは、「吸気と圧縮」「爆発と排気」のそれぞれが同時に行われる2工程で動力を生み出します。

それぞれの部品をスムーズに動かすためには、潤滑油としてエンジンオイルが必要不可欠です。

しかし、2サイクルエンジンはシリンダー内にバルブを持っていないため、

ガソリンの燃料気体と空気が混ざった混合気が、クランクシャフトのあるクランクケース内まで送り込まれます。

2サイクルエンジンは、シャフト部分にまで混合気を送り込むことで、

混合気自体に潤滑油のような役割を持たせているのです。

混合燃料を必要とする農機を使うときの注意点

エンジンオイルは、ガソリンに比べて燃えにくいためにエンジン内部の潤滑剤としての役割を果たしますが、

燃えカスが残るという問題が起こります。

ガソリンは燃焼し、爆発することで消費されていきますが、エンジンオイルは同じように燃焼しないので、その分カスが残ってしまうのです。

残った燃えカスはマフラーを詰まらせたり、点火プラグのつきを悪くしたりと、周辺の部品に影響を及ぼすことがあります。

オイルの配合比率が高くなればなるほど、エンジン周辺に燃えカスが残り不調を招きます。

反対にオイルの配合比率を低くしてしまうと、潤滑効果が損なわれ、焼きつきなどの重大な故障につながるでしょう。

しかし、これらのデメリットは、絶妙な配合比率にすることで解決可能です。

2サイクルエンジンオイル等級とは?

FA、FB、FC、FDという等級があって、後に行くほど品質が高いので、

FDクラスのオイルを買っておきましょう。

ちなみに今はFAという等級のオイルは無いそうです。

機械によってはFB級のオイルを使う場合は25:1で、FC級FD級ならば50:1の混合燃料を使うように書かれていたりします。

取り扱い説明書を確認するのが一番良いですね。

取扱説明書がない場合はメーカーのホームページに行って機種名で検索すれば確認できるでしょう。

確認できない時は25:1で使っていれば焼きつくことはないと思われます。その場合にもFD級のオイルを使えばなお良いでしょう。

混合燃料の作成まとめ

・混合燃料作成中や給油中は火気厳禁です。

・お使いのマシンの混合比率を間違えないようにしましょう。わからない場合や機械が沢山あって混在する場合は25:1で使えば大丈夫です。

・ガソリンの買い出しは消防法適合の金属タンクでお願いします。住所・氏名・使用目的を記入して提出します。

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