耕耘機がセカンドで動きません対処方法は?
耕耘機がろーなら動きますがセカンドでは動きません。
と言う質問があったので解説していきますね。
Question
現在、
ミニ耕耘機を使用しています。
今までは正常に使えていたんですが、
最近、ローでは動くんですが、セカンドでは動かないんです。
また、
正転・逆転時なんですが、
耕耘機を持ち上げている時は、
ローターは回りますが、
耕そうとすると回らなくなってしまい、
耕耘機も前に進まなくなってしまいます。
何か良い対処方法はありますでしょうか?
Answer
駆動用のVベルトは伸びきっていませんか?
車体右側のカバーの中に、
エンジン出力側のプーリーがあって、
もう一個、ローター側のプーリーが出ていて、
Vベルトで繋がっていませんか?
実は、
クラッチがOFFの時は、
Vベルトを緩めて空転させていて、
クラッチONでVベルトを張って、駆動力をローターに伝えています。
このVベルトが緩んだり滑ったり、また、切れてしまうと、
クラッチONでベルトを張っても空転するようになって、駆動力が伝わらないので、
仰る様な症状に繋がってしまいます。
そこでVベルトの調整をするか交換するかで大抵は症状が改善しますよ。
「対処方法としては・・・」
クラッチレバーから延びるワイヤーの途中に、
調整用のナットがあるので、
そこで調整するか、
Vベルトを交換して張り直してあげたら直ります。
そして、
それでも直らない場合は、
車体の右側のカバーを外してセカンドで発進した時に、
車輪が和のプーリーが回転するかの確認が必要です。
車輪側のプーリーが動いていないなら、
Vベルトではなく、
ギア系統のトラブルになりますので、
農機具屋さんに行った方が良いでしょうね。
Vベルトの規格と種類
・形状の違い
A・B・C等。外径と内径等のベルト断面の形状。深さが異なる。
・サイズ
ベルトの大きさ(長さ)。数字で表される。
・強度(用途)の違い
L・S等。材質により、心線にアラミドロープを使用して、高馬力に対応や、耐熱性。耐衝撃性等が高くなっている。
用いられる材質により、異なるため用途に合わせたものが必要です。
・表記例
SA-37
・Sは、強度(用途) ・Aは、形状 ・37は、大きさ(長さ) を表しています。
Vベルトの交換方法
Vベルトは比較的簡単に交換できます。
車体のカバーを外せば1分位の作業ですので、
まずはカバーを外してみてください。
そして、
忘れてはいけないのは、
カバーを外す前にエンジンは必ず切ってくださいね。
外すコツは、
小さい方(エンジン)のプーリーとVベルトの間にドライバーなどを挟んで
大きい方(ギアボックス)のプーリーを回せば外れます。
付けるコツは、
大きい方(ギアボックス)のプーリーへ先に掛けておいて、小さい方(エンジン)が後です、
小さい方のプーリーへ引っかけて、大きい方のプーリーを回せば付けられます。
注意点、
・手を挟まないようにして下さい。
・Vベルトが広がらないようにするための突起があります、
その突起の内側にVベルトが入るようにセットして下さい。
・必ず、エンジンのスイッチが切れている状態で作業して下さい。
いかがだったでしょう。
トラブルの内容的には比較的簡単な対処方法なので、
初心者の方にも簡単にできますよね。
是非、やってみてください。
コメント