メンテナンス

コンバインのクローラーの寿命はどの位?

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コンバインのクローラーの寿命はどの位?

コンバインのクローラーはどの位で寿命となるのでしょうか?

と言う質問があったので、

解説していきます。

Question

コンバインのクローラーに多くのヒビが入ってしまっているんです、

どの位劣化したら交換したら良いのでしょうか?

クローラーの交換目安を教えて欲しいです。

Answer

今、お使いのコンバインのクローラーの写真があれば分かりやすいんですが、

今回は無いので、

私の場合はどうなのか?

そして、

一般的にどうなのか?を解説していきます。

コンバインのクローラーにヒビが入っていてもそのまま使用します。

多少のヒビ位で交換していると、

数年で交換しないといけませんので、

気にしないで良いと思いますよ。

クローラーはゴム製なんですが、

内部にはコードが入っていて、

このコードが負荷を受けてくれるので、

ヒビが入っていても切れる事はありませんので、安心してください。

むしろ、

使い方を考えてコンバインをあまり運転しない事の方が大事で、

コンバインをお持ちであれば、

軽トラックや750㎏を積めるトラックをお持ちでしょうから、

畑まではトラックで移動するとかして、

クローラーを使わない工夫をすることが大事かなぁと思います。

クローラーの交換時期は?

クローラーにヒビや傷が入っている場合

小さいひびなどは気にしないでも良いです。

ただ、

あまりに大きいヒビですとか傷などが入った場合、

そこから裂けてくることも考えられるので、

交換した方が良いですね。

クローラーにヒビが入る理由として、

長時間の装着と、

長い間使用して起こる経年劣化です。

そして、高温状態での使用や縁石などに乗り上げたりしたときの重さや接触が原因なんです。

特に夏場は、

35度を超える炎天下では、

アスファルトの上だと40度を超える温度になります。

こんな状態の中運転すると、

クローラーはゴム製ですので、

クローラー自体の摩耗・損傷は避けられません。

高温状態での使用や縁石などへの段差を乗り上げる際の重さ・接触が原因とです。

また、

紫外線は素材を乾燥させて劣化させる働きがあります。

屋外に長時間放置してしまうと、

更にヒビの入る原因になります。

もちろん、

普段の畑仕事の時にも原因はあって、

畑の中には石なども多く入っています。

そんな中を運転するわけですから、

クローラーも傷を受けやすくなりますよね。

ですから、

使用を始めて数年がたったクローラーであれば、

普段から気を付けて傷などのチェックをしていくと良いでしょう。

クローラーの山が擦り減っている時

もう一つのクローラーを交換する目安は、

ゴム山の擦り減り状態です。

コンバインのクローラーは畑で主に使用しますが、

そんな中、地面に直接接地する部位なので、

消耗がをしてしまいます。

クローラーは、

凸凹した地面や石などが多い地盤でもスムーズに走行できるように、

多くの山が付けられています。

ですが、

走行を繰り返しているうちに、

クローラーの表面は劣化し摩耗して擦り減っていってしまいます。

そして、

クローラーは最初はあまり減ってはいきませんが、

使用を繰り返して摩耗していくうちに、

どんどん削られやすくなっていきます。

ですので、

段々と凸凹を走りにくくなっていきます。

では、

どの位擦り減ったら交換時期と言えるのでしょう。

普通一般的に言われているのが、

クローラーが1/5位(山が残り2部)程度まで擦り減ったら交換時期と言われています。

一方で、

クローラーが切れるまで、または切れそうな状態になるまで使用する方も多いんですが、

そうなってしまうと、事故の原因にもなりかねません。

ですので、

クローラーが1/5位(山が残り2部)程度まで擦り減ったら交換時期と思って、

交換してください。

クローラーを長年使用している場合

3つ目のクローラーの交換目安は、使用している年数です。

新品のクローラーは、

耐久性もあるし弾力もあるので、

傷がつきにくい状態なんですね。

例えば、

自転車のタイヤや、

自動車のタイヤって、

お店に並んでいる状態で触ると、

軽くベタ付いていませんか?

この状態は、

ゴムせいひんが生産過程で施される油分なんです。

クローラーはゴム製です。

ゴムは素材の性質上、

乾燥すると、

ヒビ割れができやすくなって、

擦り減りやすくなってしまいます。

ですので、

生産時には、

乾燥による劣化を防ぐために油分を施して傷つきにくくしているんです。

しかし、

クローラーを使用していると、

徐々にこの油分が蒸発したりしてクローラーから抜けてしまうんですね。

例えば、

輪ゴムは、

新品ですと伸び縮をしますが、

古い状態の輪ゴムはすぐに切れてしまいませんか?

これは、

新品の状態から時間が経つと油分が蒸発してしまって、

乾燥してしまって、

傷が入りやすくなってしまうんです。

こんな状態がクローラーにも起こってしまうんですね。

クローラーの中にはコードが入っていて、

簡単には切れる事はありませんが、

乾燥による劣化をすると、

傷付きやすくなって、

切れやすくもなってしまうんです。

ですので、

あまり長い間使用していると、

突然クローラーが切れてしまう事もあるんです。

コンバインのパーツの中でも高額な物ですので、

長く使用したいのは分かりますが、

万一の事故を防ぐためにも、5年前後を目安にして交換するのが良いでしょう。

また、

商品によっては、

使用年数を記載してるクローラーもありますので、

そちらも参考にすると良いと思います。

もちろん、

使用年数に関係なく、

使用頻度が高い場合は、

目視で劣化を感じたら交換する事をおススメします。

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