キャブのスロットルとエンジンの回転数が連動していない!?
キャブレターを分解清掃して、
エンジンをかけたけどエンジンがしっかりかからず、
スロットルとエンジンの回転数が連動していないと言う質問がありました。
解説していきますね。
Question
ホンダの耕運機FF300サラダをしばらく放置してしまって、
キャブレターが詰まってしまいました。
そんなワケでキャブレターを分解清掃してエンジンを始動させようとしたんです。
しかし、
エンジンがかかりそうでかからないんです。
それで、
フッと気付いたんですが、
もしかして、
「キャブレターのスロットルとエンジンの回転数が連動していないのかも!」
って感じたんです。
どうしてなんでしょう?
リターンスプリングのセットも間違いないし、
エンジン回転レバーをめぇ一杯上げても、
キャブレターのスロットルは動いていないんです。
これって正常なんでしょうか?
何かわかりますか?
Answer
とりあえずエンジンはかかる様なので、
大丈夫そうですね。
実は、
ミニ耕運機や発電機・除雪機など、
動かした時に、
エンジンに負荷がかかってしまう機械にはガバナーが付いているんです。
ガバナーはエンジンの回転数が上がり過ぎない様に制御してもくれるんですが、
エンジンに負荷がかかった時に、
エンジンの回転数が落ち過ぎない様に、
エンジンの回転数を維持できる様に動いてくれるんです。
っというのは、
エンジンに負荷がかかった時に、
回転が落ちてエンジンが止まったら、
作業になりませんよね。
だから、
回転数が落ち過ぎない様に制御してくれているんです。
でね、
ガバナーが付いていれば、
キャブレターとエンジンを連結棒でつなげてくれているんです。
そして、
その連結棒(ガバナー)をキャブレターの組付けの時に、
間違ってつなげてしまうと、
エンジンはかからなくなってしまうんですね。
インターネットでもガバナーを繋げた写真をあちこちで公開しているので、
そちらを参考にするか、
農機具屋さんに言って、
ガバナーが付いている農機具を観察してみてください。
キャブレターを分解清掃できる位ですから、
ガバナーの連結方法位は簡単にわかるんじゃないでしょうか。
コメント
なるほど!
ありがとうございました。
西さん、
またどうぞ。