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トラクターのセルモーターが回らない!チェックポイントは?

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トラクターのセルモーターが回らない!チェックポイントは?

トラクターの多くは、

セルモーターでエンジンを始動させます。

ここは車もバイクも同様で、

セルモーターが動かないとエンジンをかける事ができなくなります。

しかし、

セルモーターが見つけられないと、

セルモーターの交換もできないので、

付いている場所位は探しておいくてくださいね。

セルモーターが動かなくなる理由の多くは、

モーター本体が原因ではなく、

関係している部品が理由の事が多いんです。

ですので、

まずは、セルモーターに関係しているパーツなどをチェックしていきましょう。

動かなくなる原因の一番はバッテリー

セルモーターが動かないトラブルで一番多いのは、

バッテリー上がりなんです。

バッテリーを何年も交換しないでいると、

バッテリーが弱くなってしまい、

長期間使用していないと放電してしまう事もあります。

特にトラクターの様な農機具の場合は、

放置する期間が多いので、

放電も良くある話しだと思います。

バッテリーが弱くなると、

セルが弱々しく回って、すぐに止まってしまう事もあります。

また、

キーわ入れた時にインジケーターが付いたのに、

セルボタンを押した瞬間、暗くなると言うのもバッテリーが弱くなっている証拠です。

セルボタンを押した時に、

エンジンあたりから「カチッ」「ジジジ」と言う様な音がする時も、

バッテリーの電圧が弱くなっている特徴です。

この現象って、

セルモーターリレーだけが動いて、

セルモーターを動かす力が無くなっているんです。

こんな場合は、

バッテリーを充電してあげてください。

また、

何年もバッテリーを交換していなかったら、

バッテリーの交換も視野に入れてください。

次は電極の緩みのチェックです。

電極の緩みをチェック!

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バッテリーを点検したら、

ついでに電極の緩みをチェックしましょう。

現象としては

この後のヒューズ切れと症状は似ていますが、

ここは特に症状を確認しないでも、

バッテリーの電極のチェックはしてください。

電極の緩みでセルモーターが動かない事もあるので、

電極を増し締めしてあげてください。

もし外れていたら、

ちゃんと付けてあげてください。

次のポイントはヒューズボックスです。

次はヒューズをチェックしましょう

キーを入れた時に、

なんの電気も点灯しない場合は、

メインヒューズが切れている場合もあります。

ヒューズボックスを開けて、

ヒューズが切れていないか確認してみてください。

もし、

ヒューズが切れていた場合は、

予備がありますので交換してあげてください。

大抵の場合、

ヒューズボックスに予備が入っている事が多いです。

ただ、

ヒューズが切れた原因が他にある場合は(どこかがショートしているなど)、

ヒューズを交換してもまたすぐに切れてしまうので、

電装系を点検をした方が良いかもしれません。

ショートする原因を突き止めましょう。

リレーが壊れているケースも

リレーが壊れてしまうと、

セルは回りません。

トラクターを普通に乗っているだけだったら、

起こらないトラブルです。

しかし、

古いトラクターだったりすると、

しばしば壊れる事もあります。

まずは、

リレーの接触不良を疑ってみてください。

電極をキレイに掃除して潤滑剤を付けて、

繋ぎなおしてみてください。

全てのリレーの電極をチェックしてみて、

それでもエンジンがかからない場合は、

リレーが生きているのか?チェックしてください。

リレーに直接バッテリーを繋いでチェックしてください。

バッテリーからプラスとマイナスを直接コイルにつないでチェックする事になります。

繋いだ時に「カチッ!」って音がすれば正常です。

リレーの中で、

電気を流した時に、

鉄片を引き寄せて電気を通しているだけなので、

「カチッ!」って音がするんですね。

また、

バッテリーだと心配だと思う人は、

リレーは9Vあれば充分動くハズですので、

9Vの電池でも可能かと思いますよ。

これで動かなかった場合は、

リレーの交換ですね。

ここまで自分でできるのであれば、

自分で交換しても良いですし、

このリレーチェックが分からない人は、

農機具屋さんに頼んでも良いと思いますよ。

ここまでチェックしたらセルモーターに原因が・・・

オルタネーターの故障

オルタネーターとは・・・・・

オルタネーターはバッテリーに電気を送って、

充電させてくれる発電機の事なんですが、

このオルタネーターが故障すると、

バッテリーに電気が充電されなくなって、

しまいには、セルモーターが回らなくなってしまうんです。

場合によっては、

オルタネーターを動かしているファンベルトの劣化で、

オルタネーターが動かなくなるケースもあるの、

故障を疑う前に、ファンベルトを点検してみてください。

ファンベルトの張りを調整するだけで、バッテリーへの充電ができる様になる事もあります。

しかし、

本格的にオルタネーターが故障してしまった場合、

オルタネーターの交換をしないといけないんですが、

農機具屋さんでオルタネーターを交換すると高額になるので、

修理のスキルがあるのであれば、

自分でオルタネーターを手に入れて交換するか、

高い修理費を出して農機具屋さんに交換を頼むかしないといけません。

セルモーター自体に原因がある場合、

ここまで診断して、

原因が突き止められなかったら、

恐らく、セルモーターに原因があります。

セルモーターに原因がある場合は、

もう、メーカーや農機具屋さんに修理に頼んでください。

自分では恐らくどうにもなりません。

セルモーターは回るけどエンジンがかからない場合

1. バッテリーが劣化していることも・・・

いくらオルタネーターが元気でしっかり充電できていても、

バッテリーが古くて、

電圧が上がらなく、セルモーターを回せない事もあるんです。

ですので、

バッテリーの電圧も確認して欲しいんですが、

いつ交換したのかも確認してください。

あまりに古い様であれば、

バッテリーを新品に交換して、

再度、エンジンをかけてみてください。

2. 外気温が低い

トラクターのほとんどはガソリンエンジンなんですが、

外気温が低いと、

エンジンオイルが硬くなるため、

エンジンが掛かりにくくなる事があります。

これは乗用車にも言える事で、

エンジンオイルが硬くなる事で、

エンジンをかけるために大量の電力が必要になるんです。

そして、

何度もエンジンをかけると、

バッテリーの消費も多くなり、

電力量が少なくなりエンジンをかける事が難しくなります。

そんな時は、

5分おき位にエンジンをかけるようにしてください。

少し間隔を開けてエンジンをかける事で、

エンジンオイルを柔らかくできますし、

エンジンを温める事もできるので、

エンジンが掛かりやすくなります。

3.燃料フィルターに異常がある場合

燃料フィルターに異常がある場合、

燃料タンクから燃料を送り出すポンプ自体や、

燃料を送り出すポンプを動かしてくれる配線の異常が考えられます。

そして、

燃料漏れが原因で、エンジンにちゃんと供給されるべき燃料が送られていないケースも考えられます。

燃料が届いていないとガス欠の状態になってしまいます。

燃料フィルターに異常がある場合は、

農機具屋さんに相談した方が良いかもしれません。

古いトラクターに良くある電圧ドロップ問題!

電圧ドロップ現象なんですか、

新しいトラクターよりも、旧車と言って良い位古いトラクターの場合、

よくある話しなんです。

電圧ドロップと言うのは、

どうしても充分な電圧がセルモーターに届かない現象の事を言うんですが、

実は、

明確な原因が分からない時に電圧がセルモーターにかからない時いは、

回路全体が経年劣化してしまって、

電圧が充分にかからない事ってあるんですね。

だから、

とても特定しにくいんです。

つまり、

回路全体が劣化しているので、

回路自体を作り直さないといけません。

こうする事でセルモーターにちゃんと12vの電流が流れて、

ようやくセルモーターが元気に回り出す事も多いですよ。

追伸

いかがだったでしょう。

セルモーターが動かなくなる原因は、

案外簡単な事で直ったりします。

しかし、

上記のチェックをしても動かない時は、

プロに任せるしかありませんので、

修理に出しちゃって下さい。

修理に出す時は、

全てを元にもどしてから出してくださいね。

 

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