刈払い機(草刈り機) 2stエンジンの正しいかけ方
刈払い機(草刈り機)2stエンジンが何度やってもかかりません。
もしくは、
かかってもすぐエンジンストールしてしまいます。
ちゃんとエンジンをかけるにはどうしたら良いでしょうか?
と言う質問がありました。
早速解説していこうと思います。
質問からどうぞ。
Question
刈払い機(草刈り機)2stエンジンのかけ方を教えてください。
ちゃんとエンジンがかかると調子良いんですが、
刈払い機(草刈り機)を譲ってもらった人からは、
①スイッチを入れる
②プライマーポンプを十分に押す
③チョークを引く
④アクセルを引かない上体でリコイルを引く
⑤掛かったら軽くアクセルを開けて暖め、チョークを戻す
と教えてもらいました。
しかし、
「④アクセルを引かない上体でリコイルを引く」で何度もやっても、
エンジンがかかりません。
また、
「⑤掛かったら軽くアクセルを開けて暖め、チョークを戻す」をやると、
一度回転が高くなって一気にエンジンストールしてしまう事が多いです。
そしてもう一つ質問で、
刈払い機(草刈り機)を使用して、
一度エンジンを止めて再起動させようとしても、
エンジンがかかりません。
一応、チョークを引くのとチョークを引かないのを試したんですが、
エンジンが冷えるか、
プラグを掃除するかしないと、
エンジンはかかりません。
点火プラグは新しくしてあります。
Answer
エンジンのかけ方は機種によって違ってくるので、
細かい部分は違うと思うんですが・・・
プライマリーポンプは、
燃料をエンジンに強制的に送ってくれるんです。
エンジンの燃焼室は、
燃料を送りすぎるとプラグが湿ってしまうので、
火花が飛ばなくてエンジンがかからないと言う現象が起こります。
そうなると、
燃焼室に入った燃料が気化して乾いてくれるまでエンジンがかからないと言う事になります。
ですので、
プライマリーポンプは使い過ぎてはいけません。
また、
再始動の時にはプライマリーポンプは使用しないでもかかります。
つまり、
「④アクセルを引かない上体でリコイルを引く」を何度もやっていると言う場合、
エンジンがかからないのは、
燃料の送り過ぎで点火プラグが湿ってしまってエンジンがかからないと言う事になりますね。
ですので、
壊れたと思って、
修理工場に持ち込んだ時には、
時間経過と同時に、
燃焼室の点火プラグが乾いていて、
ちゃんとしたエンジンのかけ方をすると、
簡単にエンジンがかかったりして、
結果「故障無し」と言う事になります。
そして、
チョークの問題ですが・・・
「⑤掛かったら軽くアクセルを開けて暖め、チョークを戻す」をやると、
一度回転が高くなって一気にエンジンストールしてしまう事が多いとの事ですが、
チョークはエンジンが温まっていない時に使用します。
ですので、
エンジンを止めてからあまり時間が経っていない場合の再始動には、
チョークは触らなくてもOKなんです。
つまり、
エンジンが止まってしまうのは、
高回転にすると空気が不足してしまい、
チョークを引いた状態ではエンジンが止まってしまう事があります。
ですので、
「⑤掛かったら軽くアクセルを開けて暖め、チョークを戻す」ですが、
高回転にする必要はありません。
アクセルを吹かし過ぎるのは問題です。
チョークの調整がきちんと取れていない事で、
アクセルを最低ラインからちょっとだけ回転数を上げてあげるないと、
アイドリングができない事はありますが、
そのままの状態でアイドリングが安定したら、チョークを戻して回転数を上げてあげるだけです。
この辺りの事は、
刈払い機(草刈り機)が古くなるとキャブの調整がズレてきますから、
どの辺りのアクセルの加減が良いのか?を探りながら操作する必要があります。
エンジンが普通にかかって使用可能であれば、
上記の2つの点だけ気にして使ってあげたら良いかと思いますよ。
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