トラクタ-(農機具)のバッテリ-がすぐ上がってしまう時の対処方法
年に数回しか使わないトラクターなど農機具のバッテリーって、
超弱くなってしまいます。
ついには、
トラクターが「使いたい時に使えない!」なんて事に。
そんな時の対処方法の質問があったので、
解説していきます。
Question
年間、南海も使わないトラクターなど農機具のバッテリーが、
すぐに上がってしまうんです。
セルスタート機能付きのバッテリーチャージャーを使用してエンジンをかけたんですが、
どうやらパワーが足りないらしく、
少しだけセルが動くだけでエンジンはかかりませんでした。
もしかしたら、
バッテリーチャージャーを2台並列に接続したら、
エンジンはかかるでしょうか?
Answer
通常のバッテリーは自己放電が大きいんです。
1ヵ月以上充電されない状態が続く様ですと、
充電している電気がなくなるだけでなく、
バッテリー自体が劣化してしまって、
年2シーズンの使用でしたら、
新品でも、使用を開始して6ヵ月放置されるだけで、
バッテリーは使用不能まで劣化してしまいます。
そして、
その状態で充電しても、ほとんど回復しませんし、
そのバッテリー単体ではエンジンの始動が困難な状態まで劣化してしまう事があります。
・対処方法1. 1週間に1回程度、30分~1時間充電する
・対処方法2. おぷてぃまなどの自己放電の少ないバッテリーに交換する
・対処方法3. 船舶用でよくやる方法ですが、太陽電池で自己放電分をカバーする
・対処方法4. トレーラーなど、オプション装備を増やして、使用頻度を上げる
バッテリーチャージャー1台でエンジンがかからないとなると、
外でエンジンを停止させる事ができないので、
バッテリーチャージャー2台とかっていうのは現実的ではないと思いますよ。
また、
その他の方法としては、
トラクターを使わない時は、
「バッテリーを外しておくのもやり方だと思います」。
外しておくと、
放電も少なく済みますし、
バッテリーが上がりにくいので、
劣化も少なく済みます。
また、
バッテリーは温度変化にも弱いですから、
室内保管はもちろんなんですが、
保管している時に、
エンジン部分からバッテリーを含めて、毛布でくるんで保管しておく」とか、
そして、
とりあえずエンジンをかけるだけでしたら、
「100A程度の太目のケーブルで車のバッテリーをジャンプ」しちゃってください。
安物ケーブルだと電流容量が不足してセルが十分に回りませんので、
しっかりしたケーブルを選んでください。
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