トラクターのタイヤの空気圧の適正値は?
最初にバチっと書いちゃいますが、
トラクターのタイヤの空気圧の適正値は、
タイヤに書いてあるので、
良く探してみてください。
そして、
トラクターのタイヤが、
畑で良く滑る様であれば、
空気圧は少し低めに設置してみてください。
タイヤの空気圧を低めに設定する事で、
畑へのタイヤの設置面を広くする事ができるので、
トラクターのタイヤが滑りにくくなります。
時には、
【100kPa以下】まで空気圧を落として使用します。
これが、
畑で使用するトラクターのタイヤが滑る時の空気圧の特徴で、
よくやる方法ですね。
しかし、
農業機械用タイヤではバイアスタイヤも使用されています。
このバイアスタイヤの場合、
構造上、規定以下に空気圧を落とすことができません。
現在、輸入車はほぼ100%、国産メーカーもラジアルタイヤの採用が増えています。
同サイズであっても、どれだけ空気圧を下げられるかが重要なポイントです。
トラクターのタイヤのメンテナンスについて・・・
トラクターのタイヤは、タイヤ自体が硬く丈夫の為、空気圧が低下しても外観で判別しにくい個所です。
外観で異常がなくても、最低でも年に1回以上の点検を行います。
<タイヤ空気圧低下の影響>
空気圧の低下による左右のバランスが悪くなると、作業時に左右に偏るなどの影響がでてきます。
また、空気圧が低下した状態で荷重がかかると歪みでひび割れがすすんでしまい、タイヤの寿命が縮んでしまいます。
また、
空気圧が大きく低下した状態で冬季など長期に渡り保管するとタイヤが変形してしまいます。
トラクターのタイヤはかなり高価な部品の一つです。
できるだけ長持ちさせ、状態が良ければ農業機械が廃車となるまでタイヤ交換なしで使用したいものです。
<トラクタータイヤの空気圧目安>
タイヤの空気圧は、取扱説明書やタイヤの側面に明記されています。
取扱説明書の数字はトラクター機種毎の適正値。
タイヤ側面の数値はタイヤの性能による適正値となっています。
空気圧は取扱説明書の数値にあわせることが基本です。
しかし、実際には時間経過とともに空気圧が下がるため、
取扱説明書の数値以上、タイヤ側面の数値以内で左右が同じ空気圧になるように入れてあげるのが基本です。
特に空気圧点検を年1回しか行わない場合、
空気圧低下によるタイヤの変形と劣化を予防するため、
タイヤ側面に記載の数値の上限にあわせて補充しておきましょう。
<トラクターのタイヤの空気圧点検と補充>
年1回。春にタイヤの空気を補充し、空気圧を規定値にあわせておきます。
空気圧点検は年に1回しか行わないため、
圧力が徐々に下がること考慮し、
普段は、タイヤ記載の上限にあわせておきます。
取扱説明書の規定値にピッタリに維持するためには、
1~2ヶ月毎の点検をする必要があります。
タイヤの空気圧は左右のバランスが同じであれば多少高くても問題ありません。
規定値より10%程多く入れておくことで点検頻度を減らすことも可能です。
<パンク以外での空気漏れについて>
数か月か数週間単位で徐々にエアーが漏れる場合、
エアーバルブからの空気漏れが一番疑わしい箇所です。
原因の一番の原因はパンクではありません。
エアーバルブからの空気漏れでしたら、
手軽にバルブコアを交換することで状況が改善する事が多いので、
試してみてください。
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