トラクターの配線が突然燃えた！原因と対処方法は？

ヤンマートラクターのKe-4なんですが、

作業中に突然、電気系統の配線が燃えて全電源が落ちてしまったんです。

原因と対処方法を教えてください。

と言う質問がありました。

解説していきますね。

Question

ヤンマートラクターKe-4なんですが、

作業中に電気系統の配線が突然燃えて、

電源が全て落ちてしまいました。

セルモーターとバッテリーの幹線系統でメインのカプラーの近くの様なんです。

どんな事が原因で配線が燃えたのかを知りたいです。

原因が分かったら教えて欲しいのと、

どうやって修理したら良いか教えてください。

できれば自分で修理したいです。

Answer

ヤンマーのトラクターでセルモーターの幹線から分岐しているのでしたら、

制御電源でしょう。

ヒュージブルリンクが繋がっていてこれが焼き切れたんだと思われます。

このヒュージブルリングは過電流保護のために付けられているんですが、

メインハーネスに繋がっていて、色々な所に分岐するので、

原因調査は難しいと思いますよ。

原因調査は、

ハーネスを見やすくバラシてテスターを一個一個当てていくしかないと思います。

ヒュージブルリングが飛んだ原因で良く見るのが、

・メインハーネスの擦れによって配線の被覆が剥げて短絡。

・レギュレーターの不良による短絡。

・ヒュージブルリングが痩せて切れやすくなっていた

などがあります。

まずは今あげた所を確認してみてください。

それを確認して問題なければ、

次をやりましょう。

細かい事をひたすらやれる気力があるなら、

ヤンマーで配線図をもらってきて、

リンクから先で短絡していないかを一個一個確認です。

テスターで短絡していないかを確認していってください。

レギュレーターなどのハーネスの先の部品が故障しているのであれば、

正常で故障をしていない部品に交換して比較してみるしかないですね。

ですので、

予備の部品がなければ、

農機具屋さんやメーカーに委託するしかできません。

また、

バッテリーに繋がないでテスターで導通確認するのでしたら、

そのままやれば良いのですが、

バッテリーに繋いで電圧確認するのであれば、

メインハーネスが短絡している状態だと焼損してしまうので、

必ずヒューズを繋いで電流を制御してから確認してください。