未分類

モグラ被害と退治方法

未分類

モグラ被害と退治方法

モグラが畑に入ってくると、

農作物へ被害をもたらします。

農作物の成長の阻害や、

畑を荒らしたり・・・。

そして、

モグラの空けた穴にネズミが住み着いて、

ネズミによる農作物への被害も報告されています。

そんなモグラを退治する方法を書いていきますので、

参考にしてください。

<モグラ退治方法>

モグラを退治するにはモグラを見つけないといけません。

見つける方法を紹介していきます。

<<モグラ退治をする前に巣を見つける>>

モグラを退治するには地面の中にいる為、巣(トンネル)を見つけないといけません。

○モグラ塚を探す

モグラは巣を作るために、

掘り出した土を地上に押し上げ、モグラ塚を作ります。

モグラ塚は地表に土が盛られた形で現れるため、比較的見つけやすいです。

○地面の盛り上がりを探す

モグラが浅い地中を掘り進む時、

地面が少し膨らんだ形、又はひびが入った状態になります。

主に塀などの障害物に沿った場所や、

田畑の畦(あぜ)や畝(うね)に良くみられます。

○本道、支道を確認する

上記の場所を掘ると、トンネルが見つかります。

しかし、

トンネルが頻繁に通る道(本道)か、めったに通らない道(支道)なのかを見分ける必要が出てきます。

本道と支道を見分けるには、

トンネルを埋めて地面を平らにします。

モグラは本道が崩された場合、修復する習性があるので、再びトンネルを作ります。

本道は雨をしのげる塀や石の下、畑の境、支道は草木の根元、畑の中に比較的多いです。

<<モグラの巣の目的>>

モグラの巣は、

「エサを捕る場所」
「エサを蓄える場所」
「休憩する場所」
「水を飲む場所」
「侵入者から身を隠す場所」
「それらを行き来する為のトンネル」で構成されています。

トンネルの中には、

上記で書いた場所を繋ぐためのトンネルや、

エサを取るために掘ったトンネルもあります。

巣の各所を繋ぐトンネルは、

・本道(本管)と、

・エサを捕る場所でエサを捕る為に掘ったトンネルを支道(支管)等と呼ばれています。

本道は何度も通るのですが、

支道はあまり通らなかったり、

一度しか通らなかったりもします。

巣を作る場所

モグラの巣は、雨をしのぐため木の根や小高い丘の下を中心に巣を作ります。

そこから、田畑(エサのある場所)に向かって塀や木などの障害物に沿ってにトンネルを掘ります。

繁殖期にオスはメスを探すため行動範囲を広げていきます。

<<モグラの生態を活かした退治方法3選>>

モグラの退治方法3つを紹介していきます。

本記事でご紹介するのは、

・嗅覚を刺激する
・触覚を刺激する
・罠で捕獲

の3つです。

嗅覚を刺激する

嗅覚が発達しているモグラを退治するのに効果的なものに「忌避剤」があります。

市販されている忌避剤の主成分であるナフタリンは殺虫剤・殺菌剤・防虫剤としても使用されています。

強烈なにおいを放つので期待が高まりますが、

人の鼻にも強烈な刺激があるので使用する際は充分注意してください。

また、

作物のそばに置くと作物を枯らしてしまう可能性があるため、

畑からやや距離をおく必要があります。

嗅覚を刺激して追い払う方法には他にも

・ニンニクを植える
・木酢液を撒く
・正露丸を撒く
・唐辛子を撒く
・火薬のニオイで追い払う(点火した発煙筒や煙幕をモグラの穴に突っ込む)
・カメムシのニオイで追い払う(捕まえたカメムシを使い捨てカップに入れ、
ラップでフタをし爪楊枝などで穴を開けておく。それをモグラの穴に設置する)

などが挙げられます。

しかし、

どの方法も、賛否両論あります。

実際のところ、

モグラの反応を見てみないと分からないのも事実だと思います。

ですので、

自分に取り組みやすい方法から初めてみるのも方法かと思います。

触覚を刺激する

モグラは警戒心が強いので、

モグラの警戒心の強さを利用して「振動」で追い払います。

電池で振動を起こすものや、音波を発生する装置が市販されています。

市販の忌避剤と比較すると値は張りますが、農作物に影響することがありません。

そして、

モグラのトンネルに差し込むだけなので、簡単に対策を打つことができます。

罠を仕掛ける

本道に罠を仕掛けてモグラを捕獲します。

市販されている罠は

「筒タイプ」と

「直接捕獲するタイプ(モグラを直接挟み込む形をしている)」とあります。

「筒タイプ」の場合は、

トンネルの左右どちらから来ても捕獲できるようになっているものが便利です。

モグラは12時間以上胃の中に食べ物がないと餓死してしまいます。

そのため、罠にかかったら1日以上置いておくと処理しやすいです。

またモグラは警戒心が強く、嗅覚も鋭いので、罠を仕掛ける際は手袋をはめて行うのがポイントです。

モグラを退治するのに覚えておかないといけない事があります。

それが、

「鳥獣保護法」です。

必要な個所を抜粋すると・・・

【鳥獣保護法第十三条】
第十三条 農業又は林業の事業活動に伴い捕獲等又は採取等をすることがやむを得ない鳥獣若しくは鳥類の卵であって環境省令で定めるものは、第九条第一項の規定にかかわらず、環境大臣又は都道府県知事の許可を受けないで、環境省令で定めるところにより、捕獲等又は採取等をすることができる。
引用元:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律 電子政府の総合窓口

とあります。

農業・林業従事者においては「モグラの捕獲」に例外が設けてありますが、

基本的にはモグラ全種類を含む鳥類・哺乳類に属すすべての野生動物は、

「鳥獣保護法」の保護対象になっています。

「捕獲」は、嗅覚や触覚を刺激して追い払う方法に効果が得られなかったときの「最終手段」として選ぶことをおすすめします。

※モグラ退治に関するご注意
・モグラには絶滅危惧種・準絶滅危惧種が存在します。
捕獲した場合は、離れた自然に帰しましょう。
・モグラを手で掴んだ場合、咬んできますので十分注意しましょう。
・モグラの捕獲は、農林業事業活動に伴い、やむを得ず捕獲等する場合に限り捕獲可能ですが、
その他の場合は、原則として環境省又は自治体の許可が必要となります。
・許可は日常的に被害を及ぼし、被害防除措置を講じても、なお被害が防ぎきれない場合や、
学術研究の為に例外的に認められるものです。詳細は各自治体にお問い合わせ下さい。

<モグラを予防する方法も・・・>

モグラを退治するのも大切なのですが、

退治する前に、予防するのも大切です。

この方法を知っておけば、

モグラを退治してからの対策としても効果的なので、

覚えておいてください。

<<周辺を防除する方法>>

物理的に侵入できないようにする方法があります。

たとえば市販されているモグラ用の侵入防止柵や、

金網やトタンを畑の深さ50〜60cmの場所に埋めます。

嗅覚や触覚を刺激して追い払った後、

に畑の周辺を防除することで、

モグラから畑を守る事ができるので、

やっておく事をおススメします。

<モグラの生態>

モグラ(土竜)は、一生を土の中で過ごします。

見た目は可愛いですが、

農作物や芝生に被害をもたらす害獣でもあります。

モグラを効果的に退治するために、まずはモグラの生態を知るところから始めましょう!

土中にトンネルを掘り、

一生のほとんどを土中で過ごします。

モグラの寿命は約5年

モグラの掘るトンネルには「本道」と「支道」の2種類があります。

目が退化していてほとんど見えませんが、

光をわずかに感じることが出来きます。

嗅覚と聴覚に優れており、臭いと音にとても敏感です。

主食はミミズや昆虫(とその幼虫)で、野菜や植物は食べません。

冬は冬眠せず、年中活動して餌を食べています。

実は大食漢で、胃の中に12時間以上食物がないと餓死してしまいます。

体が常に何かに触れていないとパニックを起こします。

意外と泳ぎが上手で、

可愛い見た目とは裏腹に、

不用意に掴むと凶暴でかみついてきます。

<モグラの被害>

よくあるモグラの被害の例を挙げていきます。

主な被害例

● 巣の中に入った植物の根を取ってしまう
根が張りにくくなり植物の生育が悪くなってしまう。
農作物を傷つけるため、ダメにしてしまう。

● モグラの作ったトンネルに侵入したネズミが作物を食べてしまう。

● 水田の畦(あぜ)を突き破り水漏れを起こしてしまう。

● 巣が土の保水力を低下させ、植物の生育が悪くなってします。

● 畑などの土壌にとって益虫であるミミズが食べられてしまう。

● お庭や運動場・ゴルフ場の芝生がモグラ塚で荒らされてしまう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました