コンバインのグリスアップってスプレー式ので良いのですか?
コンバインのグリスアップをしてくださいと、
取扱説明書に書いてあったんですが、
スプレー式の物でも良いのですか?
と言う質問があったので解説していきますね。
Question
農業を始めたばかりなんですが、
コンバインの取扱い説明書を読んでいると、
グリスアップって書いてあるんです。
ホームセンターでスプレーグリスって売ってますが、
スプレーグリスを使っても良いのでしょうか?
Answer
グリスアップするのに、
スプレーグリスは使ってはいけません。
せっかくホームセンターに行くのでしたら、
グリスガンを買いましょう。
基本的に普通のグリスを買って、
グリスガンでグリスアップしてください。
<グリスアップの時にスプレーグリスが使えない理由>
通常、グリスアップする場所と言うのは、
グリスニップルが付いている箇所に、
グリスガンを使って直接グリスを注入していくんです。
ですから、
スプレーグリスではグリスアップできません。
<スプレーグリスが使える場所は?>
グリスニップルがない稼働部・扇動部にはスプレーグリスをかけて下さい。
しかし、
グリスニップルが外れてなくなっている場合もあるので、
機械の関節部分を良く見て、
グリスニップルが無くなっているのか?
そもそもグリスニップルが付いていないのか?
良く見て判断してくださいね。
<スプレーグリスの使い道>
グリスは、防錆潤滑剤などと同様に、
パーツとパーツの間に塗りこむ事で、
摩擦を抑えて、可動部の動きを良くしてくれます。
エンジンオイルなどとは違って、
粘着力があるので、
長期間に渡って付着させておくことができます。
しかし、
スプレーグリスは、
スプレー式なため、
使用は簡単なんですが、
その分、
滑らかで、通常のグリスよりも粘着力が落ちます。
その為、
本来グリスを使うところにスプレーグリスは使えないと思ってください。
ですので、
先にも書きましたが、
グリスニップルが無い稼働部や扇動部などには充分使えます。
他には、
コンバインの長期格納時に、
バリカン刃などに吹きかけると錆びの防止にもなります。
また、
コンバインであれば、
チェーンに使うことも充分可能です。
強い力のかかるパーツなどに吹きかけると効果的です。
しかし、
揮発成分も含まれていますので、
目的以外の場所にかかったら、
すぐに拭き取る様にしてください。
変色などの原因にもなりますし、
コンバインの性質上、
稲などにも付いてしまう原因になりますので、
使用には注意をしてください。
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