粘土質の硬い土を耕耘機で耕して柔らかくする方法
硬い粘土質の土を耕運機でどうやって耕したら良いでしょう。
色々な答えがネットには溢れていますが、
私の考える簡単な方法は3つですね。
1つは耕運機にウエイトを付けて耕耘する。
2つ目はミラクルローターを付けて耕耘する。
3つ目は何度も耕耘する。
です。
それでは一個一個解説していきますね。
①耕耘機にウエイトを付けて耕耘する
耕耘機の重さが固い粘土質の土に対応できていないんです。
本来、
畑を耕すには耕運機の重さで畑に耕運機の爪を沈めて耕していきますので、
畑の硬さに耕耘機の重さが負けてしまったら、
どんなに柔らかい土でも耕せません。
ですので、
耕耘機にウエイトを付けて耕せば、
畑の土の硬さに耕耘機の重さが勝ちますので、
耕せる様になります。
耕耘機のウエイトの本来の目的は、
直進安定性を増したり、
牽引力を増したりと言う物なんですが、
畑を耕す事にも使用できるので、
耕耘機にウエイトを取り付ける事ができる様でしたら試して欲しい方法です。
②ミラクルローターを付けて耕す
ローターは回転しながら畑を耕す爪です。
耕耘機に最初から付いている爪でも耕せるんですが、
今回の様に粘土質で硬い畑でも耕す事の出来る爪もあるんですね。
それが、
「ミラクルローター」
ミラクルローターの本来の使い方は、
より深く耕すための物なんですが、
粘土質で耕しにくい畑の場合などにも適していて、
硬くて耕せないでしょう!と思う様な畑でも掘り起こしてくれるので、
非常に便利です。
粘土質で耕すのが大変!とお思いの方は、
「ミラクルローター」を試してみてください。
ローターには他にも「中耕作業に特化した中耕ローター」などもありますので、
色々試してみたら良いと思いますよ。
③何度も耕耘機で耕す
硬い粘土質の畑って、
耕耘機ではなかなか耕せないですよね。
しかも、
一回、耕耘機を入れただけではしっかり耕せません。
そんな時は、
何度も耕耘機を入れて耕すのも方法です。
1回耕耘して、2回耕耘して、3回目も・・・
と言う感じで、
何度も耕す事で、
満足のいく耕耘が可能となります。
時間と体力が必要になりますが、
何度もできるのであれば、
何度も耕耘してあげるのも方法の一つです。
<粘土質の土について>
粘土質の土は、
簡単に言えば細かい微粒子の状態なんです。
微粒子の中に水分が含まれるから、
硬くなって耕耘機が入りずらくなるんです。
そんな微粒子の土の中に、
別の物を入れていくと、
土の中に隙間が出来て、
空気が含まれる様になるので、
耕しやすくなって、
作物も育ちやすくなります。
微粒状態の土+有機質(堆肥など)=土壌の団粒化
畑の土を柔らかくするには、土の状態を団粒化にしないとだめなんです。
この団粒化が大事なんです。
団粒化する事で、
野菜の根の発達も良くなりますし、
水分の保持にも良いし、
排水も良くなりますし、
根への酸素供給も良くなりますので、
野菜には良い事づくめとなるんですね。
つまり、
粘土質の土に有機質の堆肥(たいひ)や腐葉土(ふようど)を混ぜ込んで、
空気層を作れば、土は柔らかくなり、
野菜が育ちやすくなるんです。
<粘土質の土を土壌改良する簡単な方法>
まずは上で説明した有機質を混ぜ込んで鍬で何度も耕しましょう!
畑に石が混じっているのなら取り除いてください。
そして、
籾殻を手に入れてきて、
畑にまきます。
そして、
その状態で雨ざらしにならないように黒マルチをびしっと張っておきます。
その状態で3か月ほど放置しておきまあす。
程よい温度と湿度が保たれて微生物が活発に活動して増殖します。
3か月後にマルチをはがしてみてください!
驚くほど土壌改良されていることに気づきますよ。
ちょっと時間はかかりますが、ここまでやって初めて土壌改良したといえるのではないでしょうか?
堆肥や腐葉土のほかに米糠(こめぬか)や油粕(あぶらかす)も入れるとさらに短期間で、
柔らかい土に変わりますので、試してみてください。
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