コンバインとハーベスタの違いは?
そもそも論から言うと、
収穫を行う機械は実はハーベスタなんです。
ハーベスタは様々な作物に対応したハーベスタがあります。
一般的に知られているコンバインはコンバインハーベスタと呼び、
麦やトウモロコシなどの穀物の収穫に使用するものなんですね。
そして、
普通に日本で言われているコンバインは、
自立型コンバインと言って、
水稲で育てられて米に対応した物なんです。
そして、
ハーベスタは、
ジャガイモ、家畜用飼料、テンサイ、綿などに特化したハーベスタがあって、
それぞれの作業に適した構造をしています。
と言うのがそもそも論なんです。
そして、
現在のコンバインは、
稲の刈取りから脱穀までを同時に行う事ができる農機械で、
稲刈りの能力としては、
一条刈りから多条刈り(6条)まであって、
大きくなれば大きくなる程、処理時間に差がでてきます。
バーベスタは、バインダーで刈り取った稲を田圃を移動しながら脱穀する農機械なんです。
ですので、
刈り取った稲を人力で機械に脱穀させるために脱穀部分へチェーンで稲を送り込ませる手作業が必要になります。
以前の動力脱穀機にクローラを付け足して移動できる様にした物で、
稲の処理能力は、
人が稲を機械にセットする早さに依存してしまいます。
自走式と牽引式
ハーベスターはエンジンと駆動装置を搭載して自走できる物と、
トラクターに牽引させるものの2通りがあります。
自走式には特に大型のものは、
処理能力が高く作業効率が高いんですが、
その反面、
機種によっては導入コストが数千万円になる場合もあるので、
経営規模の小さな農家には向いていないんです。
また、一方では、
牽引式はあまり大きくないので、
処理能力の面では自走式には敵わないんです。
また、
トレードオフで導入コストが安価なため、
小規模経営の農家にとって、
コストパフォーマンスが高いケースもある。
経営規模と導入コストによって、どちらが最適解かは大きく違ってきます。
そして、
それに対して日本の自脱型コンバインは、
国内の水稲に対応して進化してきているので、
自走式の物が小型から大型まで幅広くあって、
自走式が良いのか?
牽引式の方が良いのかと言った、
コストパフォーマンスの話しは全く当てはまらない。
つまり、
自分の経営している農家の規模に合わせて、
コンバインの大きさを選べば良いので、
適したコンバインで作業をすれば、
それなりに適した経営ができてしまいます。
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