ナイロンコードカッターの刃が飛んだりすぐに減るのは何故?
草刈り機のナイロンコードカッターの刃なんですが、
刃が飛んだりすぐに減るのは何故なのでしょう?
と言う質問があったので、
解説していきますね。
Question
草刈り機のナイロンコードカッターの刃なんですが、
刃が飛んだりすぐに減ってしまうのは何故なのでしょう?
分かったら教えてもらえますか?
Answer
ナイロンコードカッターのナイロンの紐がどうして切れたり減ってしまうのか?と言うと、
ナイロンコードで切ろうとした対象が、
固いからと言うのもあるのですが、
ナイロンコードが擦り減ってしまって、
最終的に切れてしまうからなのです。
ですので、
切る対象を変えれば簡単には切れたり跳んだりしないんですが、
そう言うわけにもいきませんよね。
ですので、
仕方ない事ではあります。
しかし、
草刈り機を使用する時、
できるだけ、
ナイロンコードを石や砂に当たらない様にして使用する、
と言った事を考えて草刈りをしたり、
切る対象によって、
刃を変えたりする事も重要な事になります。
ナイロンコードカッターは・・・
ナイロンコードカッター(の紐)は様々な断面形態があります。
金属刃との大きな違いは金属刃が対象を切断するのに対し、
ナイロンコードは破断することが主なのです。
合成樹脂の特性として、高い耐摩耗性、引張強さが必要になります。
もちろん価格も適度であることが必要です。
高い耐摩耗性・引張強さがあるとは言え、
高速で対象物に衝突することで摩耗(すり減って)しますし、傷もつきます。
すり減るのが早いのは、対象とする草が比較的堅かったり、
地際を叩くことで起こってしまいます。
飛んでいくのは、傷がついてそこからナイロンコードが破断からなのです。
はじめに記したように、
ナイロンコードによる草刈りは、
切るというより「引きちぎる」という刈り方なのです。
引きちぎるためにエンジンは高速回転が必要になりますし、
ある程度以上の排気量が必要です。
刈払機で使用できるナイロンコードの径(太さ)は、
一般的にエンジン排気量の十分の一以下と言われています。
例えば25ccエンジンだと、2.5㎜、30ccだと3.0㎜ということです。
因みに、ナイロンコードの代わりに金属の細いロープや針金を使用するのは、
大けがや草刈り機の故障の原因になりますので絶対に行わない様にしてください。
実は、
ナイロンコードが摩耗したり切れるのは、
そのことで余計な力を逃がすことで、安全対策にもなっているのです。
草刈り作業の際は、対象植生により(場合によっては作業者の能力も含めて)刈刃の種類を変える必要があります。
つまり、
刃の特徴を知って、
何の対象を切るのにはどんな刃を使用すると効果的なのかを把握して、
草刈り機を使用してください。
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