農機具のマフラーから白煙が!水蒸気とガスの見分け方は?
マフラーから出てくる白煙が、
排気ガスなのか、水蒸気なのか?の見分け方なんですが、
一番簡単なのは、
「臭い」です。
①臭いで見分ける
煙に顔を近づけてみて、
匂いを嗅いでください。
エンジントラブルがあったら、
オイルの臭いがしますよ。
そして、
臭いをあてにできない時は・・・
②ティッシュで見分ける
ティッシュを煙に充ててください。
オイルが出ている場合はオイルが付きますし、
ティッシュに色が付きます。
見分け方としてはその位ですかねぇ。
比較的、簡単に見分けられるので、
やってみてください。
<排気ガスが白煙の場合>
原因はオイルの燃焼です。
つまり、
「オイル下がり」か「オイル下がり」が原因ですね。
理由としては、
(1) ピストン・リング隙間からクランク室のオイルが燃焼室に侵入 ~ オイル上がり
(2) 吸入バルブ(こっちが主)や排気バルブのシャフト(ステム)の隙間から潤滑用オイルが燃焼室に侵入 ~ オイル下がり
この場合、
エンジンのオーバーホールをしてあげないと、
殆んどの場合、直りません。
そのまま使い続けるか、
修理工場に出して直してもらうか、
処分して買換えるかしないとダメですね。
ご自分でオーバーホールできる方は・・・、
こんな質問はしませんよね?(笑)
そうそう!
添加剤がカーショップやバイクショップなどにも売っているので、
ケミカル商品を使って直すのもアリですよ。
<水蒸気の場合>
寒い日などは特に、
マフラーから白煙が出るケースは多いです。
それは、
エンジンからの排気ガスが外気に当たった時の、
温度の差で出る物なので、
なんの問題もありません。
臭いもしないハズです。
むしろ臭いが出ると言う事は、
オイル上がりかオイル下がりのはずです。
<オイル上がり・オイル下がり>
マフラーから出ている排気ガスが白い場合、
臭いがあったら、
オイル上がりかオイル下がりなんですが、
オイル上がりは・・・
「ピストンリングの劣化」や「シリンダーの摩耗」などによって隙間(クリアランス)が生じて、
エンジンオイルが入り込むトラブルです。
エンジンオイルが下から上の方向に動くため「オイル上がり」と呼ばれます。
オイル下がりとは・・・
吸排気バルブ付属の部品が縮んでしまい、大量のエンジンオイルが入り込むトラブルです。
エンジンオイルが上から下に垂れ落ちることから「オイル下がり」と呼ばれます。
オイル下がりの放置は、重大なトラブルにつながるリスクが高く、大変危険な現象です。
エンジンが焦げ付いてしまうと、エンジン部品全体の交換を行わなくてはならず、高額な修理費用が必要です。
オイル下がりの根本的な原因は、
オイル上がり同様にエンジンオイルのメンテナンス不良なんですね。
つまり、
オイル交換をしっかりやってなかったのが原因です。
普段からオイル交換を定期的に行う事で、
防ぐ事ができるので、
白煙が出る様な状態になる前に、
しっかりメンテナンスする事が大切となります。
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