コンバインは何故ディーゼルエンジンなんでしょう?
コンバインはなんでディーゼルエンジンなのか?と言う質問があったので、
解説していきますね。
Question
なんでコンバインのエンジンはガソリンエンジンではなく、
ディーゼルエンジンなんでしょう?
Answer
ディーゼルエンジンにはガソリンエンジンにはないメリットがあるので、
ディーゼルエンジンを採用しているんですが、
①ガソリンエンジンよりも燃費が良い
②ガソリンよりも軽油の方が安い
③農業用の軽油は免税
④常に低回転で作業をするにはディーゼルエンジンの方が向いている
と言うのはディーゼルエンジンが選ばれている理由なんですね。
ディーゼルエンジンってトラックのイメージが強いと思うんですが、
やっぱりトラックだと物を積んで走るので、力も必要ですし、
もちろん、
業務用として使用しているので、
燃費についても考えられる物でないと、
仕事に向きません。
そんな理由から軽油で動くディーゼルを採用しているんだと思いますよ。
少し専門的なお話しなんですが、
ディーゼルエンジンを簡単に解説していきますね。
ディーゼルエンジンはピストンによって圧縮加熱した空気に液体燃料を噴射することで着火させる構造なんです。
液体燃料は発火点を超えた圧縮空気内に噴射されるため自己発火します。
この工程が、
実用化された単体の熱機関としては最も効率に優れる種類のエンジンなんですね。
そして、
ディーゼルエンジンは高圧縮比エンジンなので、
発火点さえ確保できれば精製度の低い安価な燃料を使用できてしまいます。
その反面、
低燃費なんですが、エンジン本体に高い圧縮比に耐えられる構造強度が必要になるため、
エンジンが大きく重くなってしまうんです。
空気だけを圧縮して燃料が自己発火するため、
予混合燃焼ガソリンエンジンで問題となるノッキングやデトネーションが発生しないんです。
この辺りがガソリンエンジンよりもディーゼルエンジンを採用する理由になっているんです。
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