コンバインの2番ラセンが良く詰まる原因と対策
作業をしていると、
コンバインの2番が良く詰まってしまいます。
この2番の詰まる原因を解説していこうと思います。
Question
コンバインについて質問です。
稲刈りをしていると、
どうしても簡単に2番が詰まってしまいます。
対処方法もイマイチわからないんですが、
原因すらわからない状態です。
解決方法と対処方法を教えてください。
Answer
そもそもコンバインの2番ラセンとは、
籾の選別が充分ではない物を、
再度選別室に送り込む、
筒状の装置のことなんですが。
この筒状の物が詰まるんですね。
コンバインの2番が詰まってしまう理由としては、
①雑草ばかりの圃場で作業した場合
②ベルトがへたってる
③ラセンがへたってる
この3つが原因です。
しかし、
①な事は少なく、
「②のベルトがへたってる」か
「③のラセンがへたってる」が最大の理由なんです。
しかし、
ベルトがへたっていても、
ラセンがへたっていても、
雑草が無かったり、
良く乾いていたら、
比較的、作業は続けることはできてしまいます。
しかし、
ゆくゆくはラセンの2番が詰まってしまうんです。
②のベルトは見ればすぐに分かるので良いのですが、
③のラセンについては、
ラセンを開けて見てみないと分からないので一番困るところです。
しかし、
ラセンがへたれば次の様な症状が出てきます。
「籾を上げられなくなる」
そして、
ラセンが詰まって、
ベルトが白煙を出してしまう。
コンバインのラセンのへたってくる目安は、
三条刈りだと500時間
四条刈りだと1000時間くらいですね。
そして更に説明すると、
ヤンマーの場合、
2番ラセンの上にある2番処理胴が詰まってくる場合もあります。
この場合が一番悪くて、
2番ラセンが押し上げてきて再選別が必要な籾が、
熱を帯びて上がってくるので、
最悪、モチの状態になって上がってきます。
このモチの状態になっている時に取ってしまわないと、
後々固くなって固まってしまうので、
取るのが大変になりますので、
熱いうちに取ってしまってください。
そして、
実はラセンは結構な値段がします。
ですので、
もし可能であれば、
刈り取りシーズンに入る前にメンテナンスで対応しておいた方が良いですよ。
詰まってからの対処だと作業に支障が出ますから。
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