草刈り機で草を刈る時、どこで刈ったら良い?
草刈り機で草を刈る時は、
一番下で刈らない方が良いと聞いたことがあるのですが、
実際のところ、どこで刈ったら良いのでしょう?
と言う質問があったので、
解説していきます。
Question
草刈り機で草を刈る時は、
一番下で刈らない方が良いと聞いたことがあるのですが、
草刈りをした後の草の生え方が変わるのでしょうか?
刈り方で生え方が変わるなら、
どこで刈ったら良いですか?
Answer
草は成長が早い物もあれば遅い物もあります。
しかし、
低く刈ると全部が同じように生えてきてしまいます。
結果、成長の早い草はすぐ伸びるのでまた同じような草刈りをする事になります。
少し高めに切れば成長の遅い草が残るようになります。
で、成長の遅い草で密集するのが残れば、
その場所は地面に日が当たらないようになるので他の草は生えにくくなります。
ただ、何が密集するかは場所や生えてる草にもよって変わってきます。
私の場合、ひとつの田んぼはジャノヒゲみたいな草が多かったのでそれを密集させてます。
もう一つはテイカカズラみたいなつる草が密集してますが、
今年はその隙間から生えたのはほとんどがスギナで他の雑草はかなり減りました。
高めに切れば刃は痛まないし、場所によっては切る雑草が減る場合もあります。
もう少し詳しく解説すると、
質問者様の地域がどこか判りませんが、
イネ科植物は生長点が根のすぐ上(地表綿)にあるので、
一番下で刈っても伸びてきます。
こういうのが多いと、草刈でなくて草取りをしないと無くなりません。
また生長点が下に無いものは、
少し上で切って、しかも回数を増やせば成長できなくなり、
根の活動も抑制されるので生えにくくなってきます。
約1000平方メートルの道路法面、畑法面、竹林を草刈りしますが、
年に7~8回刈ると植生は変わります。
基本的には膝丈くらいまで草が伸びたら刈ります。
刈るのは地際です。概ねGL+2~3cmです。
表層土壌の流出も考慮しないといけないので、地面を削ることはありません。
回数が多くなると上記のように草の特性で植生は変わっていきます。
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